日本郵船グループの郵船クルーズ株式会社が運航する日本船籍最大の客船「飛鳥Ⅱ」(50,142トン、乗客定員872名)は、2020年1月中旬から45日間かけて、シンガポールのドック「センブコープ・マリン(Sembcorp Marine)」でリニューアル工事を実施する。
より快適に、環境にやさしく高品質なクルーズ
リニューアル工事では、露天風呂、和洋室の客室、パソコンや読書が楽しめるブックラウンジを新たに設け、レストランを改装し、エントランスホールに大画面LEDディスプレイを設置。
さらに全客室・船内公共エリア(一部除く)でのWi-Fi サービス(有料)や客室でのビデオオンデマンドサービスを導入。
また、世界的に強化される環境規制に対応するために排ガス脱硫装置(SOxスクラバー装置(船舶の燃料中の硫黄分濃度に関する規制強化への対応手段の一つとされている装置。船舶のエンジンから排出されるSOx(硫黄酸化物)を含む排気ガスに海水を噴霧して硫黄分を除去することにより、SOx排出量を86%削減することが可能。))を搭載する。
【「飛鳥Ⅱ」概要】
船籍:日本
船籍港(母港):横浜港
総トン数:50,142トン
全長:241m
乗客数:872名
乗組員数:約470名
客室数:436室(全室海側)
出典:日本郵船
【合わせて読みたい】