不動産管理・仲介・開発の宅都ホールディングスとAirbnb Japanは、住宅宿泊民泊事業の拡大と更なる普及を目指し、住宅宿泊及び賃貸事業に関する業務提携に合意した。民泊運用が可能な物件をホスト側に提供することで、住宅の民泊運用を促し、民泊市場の活性化と不足する宿泊施設の供給拡大を図る。
出典:宅都ホールディングス
民泊運用可能物件をホストへ提供し民泊市場を活性化
宅都ホールディングスは、本年6月15日に施行された「住宅民泊事業法(民泊新法)」の解禁に伴い、不動産事業の更なる拡大を図るため民泊事業に本格参入し、不動産オーナーにより幅広い不動産ソリューションを提供している。
住宅民泊事業法の施行後、民泊市場の話題は盛り上がりをみせているものの、未だ民泊運用が可能となる物件が少ないという理由から、民泊運営を希望する不動産オーナー・ホストの参入機会が少ない現状にある。この問題を解決すべく、宅都ホールディングスはAirbnbと提携し、民泊運用が可能な物件をホスト側に提供することで、住宅の民泊運用を促すとともに、民泊市場の活性化と不足する宿泊施設の供給拡大を図る。
宅都ホールディングスは関西・関東を中心に約24,000室の賃貸物件を管理しており、さらに自社で運営する仲介店舗では20万室以上の賃貸物件情報を保有。これらの管理物件及び賃貸物件情報をもとに、民泊や簡易宿所として活用、転用可能な物件情報を収集し、希望するホストへ提供する。
また宅都ホールディングスは既に大阪市内で3棟の簡易宿所及び民泊物件を運用しており、この運用ノウハウをもとに、ホストに対しては物件提供だけでなく、スタートアップ時の申請代行などのコンサルティングや運用代行などのサービスも提供可能。宿泊者への情報提供はAirbnbのWEBサイトを活用することで、参入希望者のオーナー・ホストが、よりスムーズに民泊事業に参入できるようにする。
物件提供のサービスはAirbnbのコミュニティサイト内で利用可能となるほか、より詳しい内容は特設サイトを開設し情報提供を行っていく。まずは大阪府下を中心とした関西圏でのサービス提供を開始し、順次でのサービス提供へ拡大を図る予定。