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“おてつたび”が描く復興:福島の12市町村と連携し新たな関係人口を招く取り組み

投稿日 : 2023.08.28

福島県

宿泊プラン

(出典:おてつたび

株式会社おてつたびは、「おてつたび」という季節的・短期的な人手不足の問題を解決するためのマッチングサイトの運営を行っている。この度、福島県12市町村の「お手伝い」を通じた関係人口の拡大を目的として、公益社団法人福島相双復興推進機構と手を組み、人材マッチング実証事業を立ち上げたことを発表した。

背景として、福島第一原子力発電所の事故後12年が経過し、12市町村では避難指示の解除を受けて復興が進む中、福島県全体での人材不足が復興の障壁となっている。特に12市町村では、一次産業やサービス産業の人手不足が深刻である。そのため、定住人口や交流人口だけでなく、地域と多様に関わる関係人口の拡大が重要であるとされている。

この実証事業では、12市町村の事業者と首都圏などの福島に関心を持つ人々との間でマッチングを促進し、事業者の人手不足を解消すると同時に関係人口を増やすことを目指す。(出典:おてつたび

具体的な取り組みとして、おてつたびは受入事業者へのプラン作成サポートや募集ページの作成などを行い、公益財団法人福島相双復興推進機構は事業者の開拓やニーズ調査を行う予定だ。過去の実績として、コロナ禍で中止が続いていた「富岡夏祭り」の4年ぶりの開催につき、運営において人手不足が問題となりおてつたびが導入されたりなどした例がある。(出典:おてつたび

公益社団法人福島相双復興推進機構は、2015年に官民一体のチームとして設立され、福島県12市町村の復興を支援している。一方、おてつたびは、2018年にサービスを開始し、地域と人を繋ぐことを目的としている。この二組織の連携と取り組みを通じて、12市町村の事業者が人手不足を解消できるとともに、関係人口の拡大を促進し、震災の記憶を次世代に伝える機会を提供することを期待している。

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