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星のや富士「春の狩猟肉(ジビエ)ディナー」

投稿日 : 2019.01.07

山梨県

ホテル内レストラン

日本初のグランピングリゾート「星のや富士」では、 2019年3月16日~6月15日、屋外ダイニングでダッチオーブンを使った食事「春の狩猟肉ディナー」を提供。同ディナーは、狩猟肉の「鹿肉」と「猪肉」をメイン食材として使用し、季節ごとの特徴を生かした体験型のコース料理。

出典:星野リゾート

山麓の春の訪れを五味で味わう

星のや富士では、一流の腕をもつ地元猟師から取り扱い方を学ぶことで、質の高い狩猟肉を提供。

提供する狩猟肉は、猟師が適切な技術とスピードで処理しているため、獣特有の臭みが少ないことが特徴。同リゾートでは、狩猟肉の新たな料理法や美味しさを提案することで、さらなる普及を促進し、地域に貢献したいという思いから料理開発を行っている。

その背景には、鹿・猪の急激な増加による農業・林業への被害が全国的に深刻で、山梨県でも頭数を抑える対策として、鹿・猪の捕獲や消費を促しているという事情がある。

今回は、コース全体を通して山麓の春の訪れを五味(辛味・苦味・甘味・塩味・酸味)で感じることをテーマにした。鹿や猪が住む春の山麓では、山菜や春野菜などが芽を出す。

同ディナーでは、野趣あふれる狩猟肉と、ほろ苦くも繊細な味わいを持つ山菜や春野菜との組み合わせを楽しむことができる。また、春に咲く「桜」を連想させる桜肉や桜鱒も食材として使用している。

一例として、サラダは、桜鱒を燻製し、シンプルに山菜や春野菜と組み合わせる。燻製の香りと野菜の苦味を感じることができる一品。またメイン料理は、筍で包み込んだ鹿肉を、山椒の塩釜の中に入れ、ダッチオーブンを使って焼き上げる。ほろ苦くも甘みのある筍と野趣あふれる鹿肉を組み合わせることで、肉の旨みがより際立つ。

また、塩釜として調理することで、山椒の力強い味わいを感じながら塩味も合わせて楽しむことができる。

春の鹿や猪は、春山に芽を出す青草や笹などを主な餌とするため、初夏に向けて味わいが豊かになりはじめることが特徴。狩猟解禁となる秋から冬がトップシーズンのため、春の狩猟肉は貴重だが、同リゾートでは、春の時期も変わらず楽しむことができる。その理由は、地域の猟師により個体数調整を目的として管理捕獲され、一定量の狩猟肉が提供できるため。

同ディナーは、アウトドアをラグジュアリーに感じる空間で食事を楽しんでほしいとの思いから、屋外ダイニング「フォレストキッチン」で提供。フォレストキッチンは、標高約900mに位置し、高い木々に囲まれた森の中にある。春の森は、緑が増え始め、気候も過ごしやすく快適。

料理は、ダッチオーブンを使い食材の火入れから盛りつけまで顧客自身が行う。おいしく仕上がる調理方法を熟知したグランピングマスターのサポートがあるため、アウトドア料理初心者でも安心。

出典:星野リゾート

【「春の狩猟肉ディナー」概要】
期間:2019年3月16日~6月15日
時間:18:00~
定員:1日6組18名 1名より提供可
対象:満13歳以上の宿泊者
料金:1名15,000円(税・サービス料10%別、宿泊代別)
予約:前日までの事前予約制

【星のや富士 概要】
2015年10月30日に開業した日本初のグランピングリゾート。河口湖を望む広大な森に、自然と触れ合うクラウドテラスや年中快適に過ごせるキャビン。グランピングマスターが提案するアウトドア体験やシェフが演出するワイルドな食事とともに大自然を楽しみつくす「丘陵のグランピング」。

所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408

客室数:40室

出典:星野リゾート

山梨県南都留郡富士河口湖町

メトロエンジンリサーチによると、富士河口湖町には宿泊施設が329、部屋数にして5,583が提供されている。新規開業予定は確認できなかった。

同町の客室数トップ10は以下の通り。

同町には河口湖のほとりにキャンプ場やグランピング施設が多く展開している。

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