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【港町対決】横浜市中区 v 神戸市中央区 ホテル展開状況

投稿日 : 2019.11.18

神奈川県

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ホテル統計データ

開港の地であり日本を代表する港湾、横浜港と神戸港がそれぞれ所在する横浜市中区と神戸市中央区におけるホテル展開状況について、メトロエンジンリサーチにより比較分析した。

既存のホテル展開対決ー横浜港に軍配

既存の施設展開では施設数、部屋数共に横浜市中区が神戸市中央区をやや上回った。

横浜市中区には136施設、12,779室が展開している。

既存施設のホテル展開マップは以下の通り。(大小の青緑のサークルは客室数規模を示す)

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市中区の既存のホテル展開は北西部の館内から桜木町に至るエリアに集中していることがわかる。

神戸市中央区には103施設、11,220室が展開している。

出典:メトロエンジンリサーチ

神戸市中央区の既存のホテル展開は南部の港島にもみられるものの、大部分はポートターミナルから三宮、新神戸駅にいたるベイサイドに集中している。

新設ホテル開発対決ー神戸港に軍配

他方で、新設ホテルの開発では神戸市中央区が横浜市中区を大きく上回った。

横浜市中区の新設開業予定は7施設、1,389室にとどまっている。

新規ホテル開業マップは以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

既存の施設展開と同様に新規開業予定も北西部の元町・中華街から、関内、桜木町に至るエリアで予定されている。

同区内の新規開業予定が比較的小規模になっているのは、国内最大規模となったアパホテルの横浜ベイタワー(2,311室)やインターコンチネンタルのInterContinental Yokohama Pier 8(173室)が本年9−10月にかけて開業を終え、一段落を迎えたことがある。

他方で、神戸市中央区では11施設、2,379室が新たに開業を予定している。

出典:メトロエンジンリサーチ

港島の北部の中公園でも新規開業の予定があるものの、大半は既存の施設展開が集中している三ノ宮エリアに集中して開業が予定されている。

1km2あたりの部屋数対決ー横浜港に軍配

1km2あたりの部屋数は以下の通りとなった。

・横浜市中区 601室

・神戸市中央区 386室

横浜市中区が神戸市中央区に対して1.5倍以上の差をつけた。一因としては、横浜市中区が20.86 km2で都市部に限定されるのに対して、神戸市中央区が28.46 km2とより広く、ホテルの展開がほとんど見られない北部の六甲山エリアや神戸空港のエリアが含まれていることがある。

港湾以外にも西洋風の街並みや中華街、震災・戦災の歴史など多くの共通点を持つ両都市だが、IRへの誘致への態度では大きく異なっている。

本年夏にIRの誘致へと大きく舵をとった横浜市では中区の山下埠頭での開業を目指している。それに対して、神戸市はIRの誘致には消極的だ。

議論の分かれるIRに関する態度の違いが今後両都市の観光発展においてどのような差異となって表れるのかにも注目していきたい。

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