福島県は県内の宿泊や旅行を割り引くキャンペーン「福島県 県民割プラス」について、25日から当面の間、利用を停止する。
「県民割プラス」は福島県民が県内の旅館などに宿泊する際の費用を補助するもので、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ県内の観光需要を回復させる目的で昨年10月より始めた。
しかしながら新型コロナウイルス感染者の急拡大を受け、25日午前0時から当面の間、新規予約受付けの停止する。内堀雅雄知事は「重点措置の適用を要請せざるを得ない状況の中では需要喚起策を取ることは困難だ」とし、再開については「まん延防止等重点措置の適用が解除され、感染拡大が終息してから」としている。
既に申し込みを受け付けている宿泊予約は割引の対象となり、特典クーポンも利用できる。重点措置が適用された場合も既存予約分は有効だが、利用者の判断によってキャンセルした場合、キャンセル料の補償はない。
詳細は県民割プラス事業の公式サイトで確認できる。問い合わせはサポートセンター(電話0570・000・337)へ。
24日、福島県では143人の新規感染者が確認され、一日の発表が100人を超えるのは5日連続となっている。同県は北海道、大阪、京都などとともに、25日に正式決定する”まん延防止”が適用される見通し。