(出典:株式会社JTBパブリッシング)
JTBグループで旅行・ライフスタイル情報を提供する株式会社JTBパブリッシングは、50歳以上をメインターゲットとする月刊誌『ノジュール』の読者を対象に、「ひとり旅」に関するWEBアンケート調査を実施した。『ノジュール』は2006年6月に創刊されて以来、50歳以上の読者に向けて街歩き、歴史、温泉、アートなど、旅と暮らしを豊かにする情報を提供している。その中でも「ひとり旅」をテーマとした特集は、長年にわたり高い人気を誇っている。コロナ禍を経て、「ひとり旅」はますます需要が高まり、自分のペースで自由に旅を楽しめる点が評価されている。今回の調査でも、その人気が確認された。
(出典:株式会社JTBパブリッシング)
この調査は2024年8月3日から12日にかけて実施され、ノジュールのメルマガ登録者を対象に行われた。アンケート結果によれば、87%の読者が「ひとり旅」の経験があると回答している。2013年の調査では61%、2020年の調査では73%だったため、この数年でさらにひとり旅の人気が高まっていることが分かる。男女別では男性が46%、女性が54%と、女性のほうがわずかに多いが、男女ともにひとり旅を楽しむ傾向が強まっている。
(出典:株式会社JTBパブリッシング)
ひとり旅の移動手段として最も多かったのは公共交通で、全体の67%を占めた。利用者の内訳は女性が62%、男性が38%で、女性の利用が多い。一方で、マイカーを利用する割合は全体の14%にとどまり、男性が70%を占めている。レンタカーの利用はさらに少なく、公共交通を利用した旅が主流であることが浮き彫りになった。
(出典:株式会社JTBパブリッシング)
ひとり旅の予算については、日帰りのひとり旅では1万円以上3万円が55%、宿泊を伴う場合では3万円以上5万円未満が42%と、多くの人が比較的控えめな予算で旅を楽しんでいる。だが一方で、宿泊を伴うひとり旅で5万円以上を使う人も36%おり、文化的な体験や自然を楽しむ贅沢な旅を重視する人も多く存在した。美術館巡りや神社・仏閣、秘湯など、静かでゆったりとした時間をひとりで過ごすことが多くの読者に支持されている。
(出典:株式会社JTBパブリッシング)
ひとり旅で不便に感じることとしては、ほぼ同率で「荷物の管理」と「食事」が挙げられた。荷物が多くなると移動時やトイレの際に不便を感じる人が多く、また、ひとりで入りやすい飲食店を見つけるのに苦労したり、ひとりでは料理をシェアできないため、食べられる品数が限られてしまうという意見が多かった。
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