ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > Uncategorized > 富士山の未来を守る:静岡県とKKdayのデジタル入山管理

富士山の未来を守る:静岡県とKKdayのデジタル入山管理

投稿日 : 2024.06.19

静岡県

Uncategorized

(出典:株式会社KKDAY JAPAN

株式会社KKDAY JAPANと静岡県は、2024年6月10日より、安全で快適な富士登山を実現するため、静岡県側の登山口である、富士宮・御殿場・須走ルートからの入山者を対象に、KKdayのチケットシステムを活用した入山管理の試行を開始する。

2023年の富士登山者数は約22万1,000人とコロナ禍前の水準まで回復し、その人気は国内外に広がっている。しかし、夜間の弾丸登山や軽装登山による遭難や事故のリスク、ルール・マナー違反による自然環境への影響が深刻化している。これに対応するため、静岡県では世界遺産富士山を守り・伝え、安全で快適な富士登山の実現を目指し、デジタルを活用したより効率的な入山管理を試行することになった。

(出典:株式会社KKDAY JAPAN

今回の取り組みでは、KKdayが提供するチケット管理システムrezioを導入し、事前登録のオンライン化と電子チケット化を実現した。登山者は、入山前にKKdayのサイトで登山計画の記入と富士登山のルール・マナーについて事前学習を行った後、指定されたチェックポイントで電子チケットを提示し、認証を受けることでスムーズに登山を開始できる。このシステムは日本語を含め17言語に対応しており、増加するインバウンドの登山者にも対応している。また、事前登録者にはオリジナル富士山デジタル壁紙が送付される。

(出典:株式会社KKDAY JAPAN

また、富士山の環境保全や登山者の安全対策を目的とした「富士山保全協力金」および「富士山寄付金」のオンライン納付もKKdayにて開始する。これにより、世界中の登山者や支援者に向けて「富士山保全協力金」、「富士山寄付金」の意義の発信とともに、世界中で利用されている電子マネーで簡単に納付が可能になる。「富士山保全協力金」は五合目から先に立ち入る来訪者を対象に1人1,000円を納付するもので、納付者には富士ヒノキを使用した富士山保全協力者証が現地または郵送で渡される。「富士山寄附金」は富士登山をしない人など、富士山保全協力金対象者以外の人を対象に1人1,000円を納付するもので、納付者には富士山保全協力金納付者と同様に、富士山保全協力者証が現地か郵送で渡される。

今後同社では、デジタルを活用して富士登山の安全性を高めると同時に、入山管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。これにより、持続可能な富士登山の実現と、富士山の未来を守り、伝える取り組みを強化していく。

株式会社KKDAY JAPANは現地オプショナルツアー・アクティビティ専門のオンライン予約サイトを運営し、世界中の旅先の特⾊あるツアーを網羅している。KKdayのプラットフォームは、92ヵ国550都市以上をカバーし、約30万件を超える旅⾏商品を取り扱っており、今後も⾼品質なオプショナルツアー・現地アクティビティを提供していく。

合わせて読みたい
  • 2024年春節休暇の日本旅行トレンド:K...

  • 富士山を望む絶景地「FUJIYAMAツイ...

  • 日本ビューホテル事業が株式会社ホスピタリ...

  • 【取材】山梨県南アルプス市築山に1日2組...

関連記事