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地域活性化への挑戦:おてつたびと南房企画が岩井海岸で取り組む未来

投稿日 : 2024.08.09

千葉県

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(出典:株式会社おてつたび

株式会社おてつたびが運営する人材マッチングサービス「おてつたび」と、南房企画株式会社が連携し、千葉県岩井海岸エリアにおける関係人口創出や人手不足の解消に向けた取り組みを開始する。この取り組みは、住み込みで働きながら地域を旅するという新たなスタイルを提供するものであり、8月7日から9月10日の期間にわたって南房企画がおてつたび参加者を受け入れるトライアルプログラムが行われる。

プログラムでは、参加者はカフェ運営や清掃、畑作業、デザイン業務などを数日時間住み込みで行い、仕事の合間には観光や地元住民との交流を楽しむことができる。南房企画は、かつて渋谷区が運営していた「臨海学園」を賃貸契約で借り受け、「渋谷岩井公園=SHIBUYA IWAI PARK」として再建する計画を進めており、今回の取り組みはその一環として実施されるものである。

(出典:株式会社おてつたび

岩井海岸エリアは、都心から車で約80分の距離にあり、かつては渋谷区の子どもたちが訪れる「冒険教育」の拠点であった。しかし、時とともにその文化も衰退し、2018年には臨海学園が廃校となった。このエリアは現在、「消滅可能性自治体」に分類されており、「自然減対策が必要、社会減対策が極めて必要」とされている。そこで南房企画は、地域活性化の一環として、かつての臨海学園を「SHIP」として新たな学びと憩いの複合施設へと再建し、地域の魅力を再発見する場とする計画を進めている。また、地元漁業との連携や、釣った魚を自分で捌いて食べる体験、SAPやシーカヤックなどの「マリンアクティビティ」を最大限活用し、海という大自然に触れる「冒険教育」の拠点にもなる予定である。同施設は2024年夏にプレオープンし、2025年にはレストランやゲストハウスを備えた複合施設として本格的にオープンする予定である。

(出典:株式会社おてつたび

おてつたびは、「お手伝い」と「旅」を組み合わせた新しい人材マッチングサービスであり、地域事業者と働きながら旅を楽しみたい人々をつなぐプラットフォームである。交通費は自己負担となるが、参加者は地域で働くことで報酬を得ることができ、宿泊費用も受け入れ側が提供するため無料である。このサービスは、観光以上・移住未満の体験を提供することで、地域と外部の人々を結びつけ、関係人口の創出を目指している。

おてつたびの登録者数は、2024年8月時点で5.8万人を超えており、大学生や社会人、転職活動中の人々からシニア層まで幅広い年齢層が参加している。受け入れ事業者数も全国47都道府県に広がり、1,500を超える事業者が参加している。業種は農業や旅館業を中心に、ゲストハウスやキャンプ場、酒造会社、飲食店など多岐にわたる。

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