ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > 観光庁、訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査

観光庁、訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査

投稿日 : 2020.03.27

指定なし

インバウンド

訪日外国人旅行者が増加する中、観光庁では、訪日外国人旅行者が不慮の怪我・病気になっても安心して日本の医療サービスを享受できる受入環境を整えるために、訪日外国人旅行者や旅行業者・宿泊施設向け等への実態調査を実施した。

約74%が旅行保険に加入、「会話対応・通訳が十分できない」

訪日外国人旅行者を対象に、病気や怪我の発生状況や訪日中の不慮の怪我や病気の医療費をカバーする保険の加入状況等に関してアンケートを行ったところ、訪日中に怪我・病気になった訪日外国人旅行者は全体の4%で、そのうち約6割が風邪・熱の症状。

また、訪日外国人旅行者の約74%が旅行保険に加入していた。

出典:観光庁

あわせて、旅行業者・宿泊施設を対象に実施した、訪日外国人旅行者が怪我・病気になった際の対応や課題等に関するアンケートでは、訪日外国人旅行者への対応の課題として、旅行業者、宿泊施設ともに「会話対応・通訳が十分できない」を挙げる割合が最も高い結果となったという。

出典:観光庁

実施期間:2019年8月~12月      
回答件数:3,115件
調査場所:成田国際空港・東京国際空港・関西国際空港・新千歳空港

観光庁は同調査結果を踏まえ、引き続き、関係省庁と連携し、訪日外国人旅行者の医療に対する受入れ体制を整備していくという。

【合わせて読みたい】

観光庁、訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査

がん患者向けホテル「LUXCARE HOTEL」2月4日開業

訪日観光客向け医療観光サービスの輝陽、提携病院を拡充

Kaname Inn Tatemachi、帰国困難な外国人に宿泊無料提供、クラウドファンディング

関連記事