観光庁はこのほど宿泊旅行統計調査の2019年8月(第2次速報値)及び9月(第1次速報値)の調査結果を取りまとめた。
8月の前年同月比-2.4%から9月の同+5.0%へV字回復
出典:観光庁
同調査によると、2019年8月の延べ宿泊者数(全体)は、5,825万人泊で、前年同月比-2.4%であった。また、9月の延べ宿泊者数(全体)は4,666万人泊で、前年同月比+5.0%であった。
日本人延べ宿泊者数は、8月は、前年同月比-2.5%の4,997万人泊。また、9月は前年同月比+2.0%の3,839万人泊であった。
外国人延べ宿泊者数は、8月は、832万人泊で、前年同月比-1.7%。また、9月は前年同月比+21.5%の827万人泊と激増した。
出典:観光庁
8月の客室稼働率は全体で69.0%、前年同月比で-0.7%となったが、9月は全体で63.8%となり、前年同月比+2.2%と好調であった。
都道府県別の客室稼働率では、大阪府が83.3%でトップ、2位には79.3%で東京都、3位には神奈川県(78.6%)、4位は千葉県(76.9%)、5位に北海道が75.7%で入った。
カテゴリー別では、ビジネスホテルで神奈川県が87.4%で首位。
リゾートホテルは、大阪府が実に96.6%という驚異的高稼働率を叩き出しトップとなった。大阪府は簡易宿所でも72.6%でトップ。
また、広島県がシティホテルで90.4%で首位となり、全体でも74.6%で6位となった。
旅館のトップは群馬県で64.6%となったが、群馬県は全体では66.3%で17位と振るわなかった。
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