東京都と東京観光財団では、多摩・島しょ地域で自然などの地域資源を活用し、旅行者誘致につなげるため、多摩・島しょ地域で新たに体験型・交流型の観光スポット開発等を行う事業に対し、必要な経費の一部助成等の支援を行う「令和元年度新たなツーリズム開発支援事業」の募集を開始した。
23区外の新たな観光スポット、イベントの開発を支援
モデルプロジェクトとして採択された事業者には、最長3年間の一部経費の助成及び事業プロモーターによる支援を行う。
対象者は、民間事業者、観光協会等、その他法人。
多摩・島しょ地域において、旅行者誘致につながる体験型・交流型の新たなツーリズム開発を行う以下の事業。
・新たな観光スポットの開発(グランピング等)
・新たなにぎわいを創出するイベントの開発
地域の資源を活用し、特別感のある体験を創出することで、新たな旅行者層の誘客を目指す。
支援内容は、以下の経費の一部助成
・1年目 助成対象と認められる経費の3分の2以内、助成限度額500万円
・2年目 助成対象と認められる経費の2分の1以内、助成限度額375万円
・3年目 助成対象と認められる経費の3分の1以内、助成限度額250万円
また、事業プロモーターによる事業実施に向けたアドバイスや事業の広報実施及び広報計画についての助言を受けられる。
受付期間はすでに開始されており、10月15日まで。
昨年度の募集では、以下のようなプロジェクトが採択された。
・島しょ部を除いた東京都で唯一の村「檜原村」で、地元の多摩産材を活用し、木の温もりを感じられるツリーハウス型宿泊施設の開設
・トレーラーハウスを活用した宿泊施設やアメリカのローカルフードなど、福生市ならではの異国情緒を体験できるエリアを開設
・新島の大自然が直に感じられるロケーションで、キャンピングトレーラー型宿泊施設を開設。地元の人と交流しながらの農業体験も楽しめる
申請など詳細は公式サイト参照のこと。
メトロエンジンリサーチによると、23区外の東京都の宿泊施設は、636施設あり、客室数にして15,100室が提供されている。
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