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神奈川大学・ベルトラ・横須賀市がPBL型観光プログラムを実施:学生の視点で地域の魅力を発掘

投稿日 : 2025.06.13

神奈川県

地域創生

学生

観光

神奈川大学観光ラウンジベルトラ株式会社横須賀市は、三者によるPBL(Project Based Learning)型プログラムを開始した。これは、学生が地域の課題に対して主体的に取り組み、実践的な学びを得ることを目的としたもので、同大学においてこの形式のプログラムが実施されるのは2回目である。

(出典:ベルトラ株式会社

本プログラムでは、学生が横須賀市の観光事業における現状や課題を踏まえたうえで、「自然」「サステナブル」「食」「健康」というベルトラが提唱する4つの観光テーマに沿って、新たな観光資源の発掘と企画提案を行う。参加学生は、三浦半島周遊きっぷを活用しながら現地を巡るフィールドワークを実施し、地域の魅力や課題を体感しながらプランを構築していく。

(出典:ベルトラ株式会社

神奈川大学観光ラウンジは、同大学のみなとみらいキャンパス内に設置された教育研究拠点であり、観光に関する教育プログラムの実施や企業との連携を通じて、観光分野の学びを支えている。観光ラウンジは、株式会社チックトラベルセンターが運営しており、旅行業の専門性を活かした支援により、観光と教育の接点として機能している。本プログラムを通じて、学生の視点による新たな観光資源の発見と発信が期待されている。

(出典:ベルトラ株式会社

プログラムの成果として提案されたツアーのうち、実現可能なものは、体験型予約サイト「ベルトラ」に掲載・販売される予定である。また、ベルトラが運営するオンラインメディア「YOKKA」においても、学生が取材・執筆した横須賀の魅力に関するコンテンツが公開される見込みである。今後は、5月から6月にかけてチームごとに現地調査を行い、7月には最終プレゼンテーションが実施され、評価を経て商品化に至る可能性もある。

横須賀市は神奈川県三浦半島に位置し、東京湾と相模湾に囲まれた自然豊かな地である。歴史的にはペリー来航の地として知られ、横須賀製鉄所など近代化の始まりに関わる遺産を有する。「よこすか海軍カレー」などの名物もあり、地域には多彩な観光資源が存在する。本プログラムは、そうした地域の特性を活かして、観光を軸とした地域活性化を目的とした産官学の連携による取り組みである。

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