(出典:株式会社岩岳リゾート)
株式会社岩岳リゾートが運営する白馬岩岳マウンテンリゾートは、2025年8月13日から16日までのお盆休み期間の来場者数が約1万7800人に達し、過去最高を更新したと発表した。昨年同期間比で133%の増加となり、8月14日には5620人が来場し、グリーンシーズンにおける1日あたりの最高来場者数を更新した(対前比109%)。
白馬岩岳マウンテンリゾートは「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」を目指し、グリーンシーズンの魅力向上に取り組んできた。2017年に岩岳マウンテンバイクパークを整備し、2018年には北アルプスの眺望を楽しめる「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」を開設。その後も「Iwatake Green Park」や「ヤッホー!スウィング presented by にゃんこ大戦争」など、多様なアクティビティを展開してきた。
2021年以降は「Mountaincart」コースや山頂でのマウンテンバイク貸し出しを開始し、2022年には「白馬ヒトトキノモリ」をオープン。乗馬体験やホーストレッキングツアーも提供し、2023年秋には「白馬ジャイアントスウィング」を導入した。さらに2023年冬には「Soup Stock Tokyo」が信州初出店し、2024年12月には10人乗りの新ゴンドラリフトが開業した。これにより、待ち時間の短縮と快適な移動を実現した。
(出典:株式会社岩岳リゾート)
その結果、2024年のグリーンシーズン(4月19日~11月17日)には過去最高の約25万5000人が来場し、同年のウィンターシーズン(12月20日~2025年3月30日)を含む年間来場者数は46万3000人を超え、2000年以降で最高となった。
今夏は「白馬ジャイアントスウィング」の周辺をアウトドアブランドCHUMSの世界観でリニューアルし、体験型イベント「絶景手ぶらリラックスヨガ」を開催したほか、予約制の「CHUMS RIDGEプライベートデッキ」を導入し、混雑時でも寛げる空間を提供した。
飲食部門では、期間限定メニューを展開した。「CHAVATY HAKUBA」では長野県産の夏いちごを用いた「サマーリリカル抹茶ソーダ」や「クマザサスコーン」を提供し、「THE CITY BAKERY」では「CBクッキーシェイク チョコミント」や「チョコレートベリー」を販売した。「Soup Stock Tokyo白馬店」では「とうもろこしとさつま芋の冷たいスープ」や「イタリア産完熟トマトの冷たいクリームポタージュ」などが用意され、多くの来場者が利用した。
(出典:株式会社岩岳リゾート)
その結果、8月13日から16日の来場者数は約1万7800人に達し、昨年比133%となった。アクティビティ利用者も増加し、リニューアルした「白馬ジャイアントスウィング presented by CHUMS」は671人が体験(前年比147%)、マウンテンカートは1346人(同122%)、マウンテンバイクは804人(同127%)に達した。また、ペットの来場も137%増の872頭となった。来場増加の背景には、猛暑を避けて涼しい山岳リゾートを訪れる需要の高まりと、利用者ニーズに応じた取り組みの効果があるとされる。