株式会社ジャパンエンターテイメントは、2025年7月25日(金)に開業を予定している大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の運営に先立ち、沖縄の社会・観光課題の解決を目指す「おきなわ未来づくりプログラム」を始動した。同プログラムには、沖縄県内企業を中心に約20社が参画している。
(出典:株式会社ジャパンエンターテイメント)
このプログラムは、県内企業がジャングリア沖縄のパーク入場チケットをビジネスに活用することで、企業の価値向上と地域課題の解決を両立するものである。企業は自社ロゴ入りのチケットを購入し、従業員や取引先への贈り物に活用できる。参加費の一部は「おきなわ未来づくり基金」へ寄付され、観光人材の育成や地域教育、ひとり親家庭支援、自然や文化の保全、観光業の魅力発信などに活用される。
(出典:株式会社ジャパンエンターテイメント)
「おきなわ未来づくり基金」は、ジャパンエンターテイメントと協賛企業が共創し、沖縄の未来を共に創ることを目的に設立された基金である。基金は、観光分野を含む沖縄が抱える社会課題の解決に向けた多様な取り組みを後押しする役割を果たしている。その第一弾支援先として、県内中学生のプレゼンテーションを通じて選定された2つのプロジェクトが決定した。
1つ目は、沖縄カトリック中学高等学校が企画した、ひとり親家庭を対象とする旅行プランである。旅行機会が限られる家庭に旅の喜びを届けることを目的に、100人のひとり親家庭をジャングリア沖縄に招待する計画であり、ジャパンエンターテイメントがその想いに共感し支援を決定した。2つ目は、名護市立大宮中学校の生徒が設立した笑顔収集社による「スマイラル」プロジェクトである。笑顔「1回=1円」とし、その数に応じて県内の子ども食堂に寄付する仕組みであり、同社は年間上限100万スマイル分の寄付を約束した。
ジャングリア沖縄は、世界自然遺産「やんばる」の大自然を舞台にしたテーマパークである。「Power Vacance!!(パワーバカンス)」をコンセプトに掲げ、見たことのない亜熱帯植物が生い茂る自然環境の中で、非日常の興奮と贅沢を融合させた体験を提供する。都市では味わえない開放感を通じて、新しい沖縄の旅の形を提示する施設となる予定である。
株式会社ジャパンエンターテイメントは、「沖縄から日本の未来をつくる」をミッションに掲げ、2018年に設立された企業である。テーマパークの運営を通じて、沖縄の観光産業を変革し、経済の活性化と社会課題の解決を両立させることを目指している。