観光庁は、「訪日外国人観光旅客による地方鉄道利用促進を目指し、「インバウンド誘客による地方鉄道活性化の方向性」を検討するための有識者検討会の初会合を12月20日(木)に開催する。
訪日外国人観光旅客による地方鉄道利用促進
地方鉄道は地域住民にとって必要不可欠な交通インフラである一方、沿線人口の減少・高齢化等により鉄道事業者を取り巻く経営環境は厳しさを増している。訪日外国人観光旅客を含め、沿線域外からの誘客に取組む事業者が数多くあるものの、旅行スタイルが個人旅行主体になる中、バスをはじめとする他交通機関との競合もあり、移動手段として地方鉄道の利用を訴求するには多くの課題がある。
また、外国人観光旅客の地方鉄道利用促進には、自治体等と連携し沿線観光資源と鉄道、二次交通を組み合わせた商品の開発、外国人観光旅客の行動特性に合わせたプロモーション・販売戦略、駅や車内での多言語対応をはじめとする受入環境整備に取組む必要がある。
上記の取組みに関して、観光庁では訪日外国人観光旅客による地方鉄道利用促進を目指し、鉄道事業者におけるプロモーション、商品設定、販売戦略、受入環境整備の方向性を検討する「外国人観光旅客を対象とした地方部における鉄道利用促進に向けた検討会」の初会合を12月20日に開催する。
日時:2018年12月20日(木)14:00~16:00
場所:中央合同庁舎第2号館
議題:地方鉄道の現状、訪日外国人観光旅客の誘致に向けた事業者の取組 等