東京都は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、家庭内での感染を避けるために自主隔離する高齢者の宿泊料金を補助する事業の実施を発表した。
猛威を振るう新型コロナウイルス第6波。流行中のオミクロン株は従来株にくらべて感染力が強く、抵抗力の弱い高齢者の重症化と病床不足が問題となっている。そこで2月18日、都は自主隔離する高齢者のホテル滞在を補助する事業を行うことを決定した。
補助の対象は、都内在住の65歳以上で、かつ同居人がいる人。同居人のうち、少なくとも1名は本事業を利用しない人である必要がある。介護等の付き添いが必要な場合、都内在住であれば年齢に関係なく1名まで補助の対象となる。
期間は2022年2月21日から3月31日まで。6泊7日の連泊で、1人1泊あたり6,000円以上2万円以下の宿泊プランが対象だ。補助額は、1人1泊あたり一律で5,000円。宿泊中は食事や日用品の買い出し以外は、基本的に外出を避けるよう要請される。また、検温等への協力も必要となる。グループでの利用は、付き添いも含めて4名までだ。
利用する際は、チェックイン時に都内在住と65歳以上であることが確認できる身分証明書の提示が求められる。また、利用者と同一住所で、本事業を利用しない同居人の身分証明書のコピーも必要だ。