M&A、開発案件、投資単価、IRR、REIT動向 — 機関投資家向け定量分析

明治・大正・昭和初期の木造旅館や近代ホテルを取得して再生するとき、あるいは次の世代へ引き継ぐとき、建物を国の登録有形文化財にするかどうかで、毎年の保有税と相続時の評価額が変わる。家屋の固定資産税は地方税法で課税標準が2分…

国有地の売却、廃校の利活用、漁港施設の転用、返還跡地の再開発 —— これまで本稿が追ってきた公有ストック由来の宿泊供給ルートは、いずれも「土地や建物を取得して、そこに新しく宿をつくる」道筋だった。しかし公が抱える不動産の…
価格戦略・ブッキングカーブ・在庫コントロール — データで読むRM実務

岐阜県の旅館市場では、2026年10月の三連休初日にあたる10月10日(土)の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)が、宿泊日の45日前の時点ですでに92.1%に達していた。同じ10月の通常週末である10月3日(土)は45日…

岡山県のビジネスホテルの2026年8月は、推定OCC(OTA掲載在庫ベース)の月平均が85.3%だった。ただしこの1つの数字の内側で、曜日ごとの水準は大きく割れている。最も高い水曜が92.4%、最も低い日曜が74.6%で…
制度変更、人件費・エネルギーコスト、テクノロジー — 構造変化を追う

クマの出没は9〜11月に年間のピークを迎える。環境省の集計では、2025年度(令和7年度)の全国の出没情報は5万801件と直近5年で最多となり、うち9〜11月の3か月で3万1,102件、年間の61.2%が集中した。人身被…

2026年8月24日に鎌倉市長が、翌25日に岡山市長が、それぞれ宿泊税条例案を9月定例議会へ提出する方針を表明した。倉敷市も1人1泊200円の条例素案について7月にパブリックコメントを実施済みで、箱根町議会も8月末に開会…
ADR / OCC / RevPAR 月次トレンド、エリア別ベンチマーク、需給バランス分析

観光庁「宿泊旅行統計調査」は、同じ月の数字が3回発表される。翌々月末の第1次速報、その1ヶ月後の第2次速報、そして翌年7月の確定値である。実務でよく参照されるのは最初に出る第1次速報だが、それが最終的にどこまで動くのかを…

令和8年熊本地震(2026年7月28日)から約2か月が経ち、九州の宿泊需要は戻りはじめている。ただしその戻り方は、県ごとに一様ではなく、同じ県のなかでも業態ごとに大きくずれている。本稿では熊本県と鹿児島県について、OTA…
JNTO月次、市場別来日動向、英文レビュー満足度、地方分散の検証

国土交通省 観光庁「宿泊旅行統計調査」の2025年(令和7年)年間確定値によれば、外国人延べ宿泊者数は1億7,992万人泊、前年比+9.4%だった。総量は広く報じられたが、その人泊がどの施設タイプに落ちたかはあまり分解さ…

日本政府観光局(JNTO)が公表した2026年7月の訪日外客数は344万2,100人で、前年同月比+0.1%、7月として過去最高となった。総数の伸びは横ばいに近い。しかし内訳を開くと、市場ごとの動きはまったく均一ではない…
エリア別需給バランス、ADRベンチマーク、施設リブランド分析

岡山県のホテル料金について、「高い」という体感と「安い」というデータが同居している。メトロエンジンリサーチの集計では、岡山県全体の推定成約ADRは直近12ヶ月平均で8,300円台にとどまり、中国地方5県のなかでは中位。と…

岡山県のビジネスホテルの2026年8月は、推定OCC(OTA掲載在庫ベース)の月平均が85.3%だった。ただしこの1つの数字の内側で、曜日ごとの水準は大きく割れている。最も高い水曜が92.4%、最も低い日曜が74.6%で…
オリジナル data に基づく定量調査、レビュー分析、サテライト統計検証

宿泊者が客室について語るとき、最も多く口にするのは「清潔感」である。ホテルバンク編集部が全国12,733施設・1,537,404件の宿泊者口コミをNLP(自然言語処理)で解析したところ、清潔感は立地に次いで言及頻度の高い…

宿泊者が口コミで最も多く語るのは、客室でも価格でもなく「人」と「食事」である。ホテルバンク編集部が主要8都道府県の109施設・200,345件の宿泊者口コミ(直近24ヶ月)をタグ解析したところ、スタッフに関する言及率はデ…
メトロエンジン編集部による現地取材レポート — 開業現場、宿泊体験、運営者インタビュー

浜松市で不動産・宿泊事業を手がける株式会社スズヒロは2026年10月、浜名区三ヶ日に一棟貸しヴィラ「UMI&mikkabi」を開業する。舘山寺の「UMI&kanzanji」に続く「UMI&」ブラン…

福岡市中央区春吉に10月8日、全13室の「HOTEL NID(ホテル ニド)」が開業する。手掛けるのは、「Hotel Mei」「Hotel Vintage」など、土地ごとの個性を生かした宿泊施設を展開する株式会社7gar…
2026-2028 開業パイプライン、エリア別供給インパクト、競合マップ

2026年に開業した宿泊施設を数え上げると、メトロエンジンリサーチが把握する範囲で全国1,469施設・37,409室になる。ただし「何室増えたか」という絶対量だけでは、その土地の宿泊市場に何が起きているかは読めない。同じ…

古民家を宿に変える、空き家を一棟貸しにする、築古の小さな旅館を改装して単価を上げる——ここ数年、地方の宿泊供給の相当部分はこうした「既存建物の作り替え」から生まれてきた。ところが2025年4月1日に全面施行された改正建築…
ホテル暮らし・長期滞在・出張の実費と選び方 — 泊まる人の視点で読む

東京で同じホテルに3泊・5泊と連泊するとき、支払額は「どの夜を含めるか」でまとまって変わる。ホテルバンク編集部が東京23区のOTA掲載価格(宿泊サイト上に表示されている税込の総額。実際の成約額ではなく、検索したときに読者…

ホテル暮らし・連泊中にホテルへ頼めるサービスは、大きく分けて「客室清掃とリネン交換」「朝食・ランドリー・電子レンジなどの生活設備」「宅配便・郵便・ゴミなどの生活まわり」の3系統ある。いずれも追加料金なしで使える範囲が広く…