オリエンタルランドが本日10月30日に、2019年3月期、第二四半期の決算を発表。売上高2,506億円(前年同期2,325億円)、営業利益618億円(同561億円)、経常利益626億円(同424億円)といずれも前年同期を大幅に上回り、入園者数の回復を印象付け、特にホテル事業は好調を示した。
入園者数V字回復、各指標全て前年同期超え、宿泊収入も好調
オリエンタルランドは、10月1日に、2018年度上半期(4月1日~9月30日)の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの2パーク合計の入園者数は、15,518 千人(前年同期比105.0%743千人増)となり、上半期としては過去最高の入園者数となったことを発表。
同上半期は、「東京ディズニーリゾート®35 周年イベント“Happiest Celebration!”」のもと、新デイタイムパレード「ドリーミング・アップ!」やナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate! Tokyo-Disneyland」 など両パークで導入した新規コンテンツが好評を博した。加えて、35周年という節目を迎えたことが ゲストの来園動機へ繋がった。
また、4月にリニューアルオープンした「イッツ・ア・スモールワールド」も人気を博し、多くのゲス トに利用された。
出典:オリエンタルランド
その上で、オリエンタルランドは、本日10月30日に2019年3月期、第二四半期の決算を発表した。売上高2,506億円(前年同期2,325億円)、営業利益618億円(同561億円)、経常利益626億円(同424億円)といずれも前年同期を大幅に上回り、入園者数の回復による業績の改善を印象付けた。
中でも、ホテル事業は351億円(前年同期320億円)と31億円(9.9%増)の増加、営業利益でも90億円(同76億円)と24億円(11.4%増)の増加となった。
東京ディズニーリゾート35周年イベントによる宿泊収入の増加が影響したとみられ、特にディズニーホテルの業績好調が目立った。
千葉県浦安市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、浦安市には宿泊施設が36、部屋数にして11,084が提供されている。
新規開業予定としても2施設、部屋数にして528の増加が見込まれている。
USJの好調の一方でやや押され気味だったオリエンタルランドだが、35周年イベントをテコとしてここにきて反撃に出た形。
浦安エリアに展開するホテルの多くがTDL施設の利用客に依存するだけに、その戦略動向と業績発表が注目を集める。
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