(出典:マリオット・インターナショナル ジャパン)
ウェスティンホテル東京は、環境に配慮した施設に与えられる国際的なエコラベル「Green Key(グリーンキー)」を取得した。「Green Key」は、国際環境教育基金(FEE)が制定した認証制度で、環境保護に取り組むホテルやレストランなどが対象となる。現在、70カ国で6,000以上の施設が取得している。
(出典:マリオット・インターナショナル ジャパン)
ウェスティンホテル東京は、「都会のウェルネスホテル」として心身の安らぎと活力を提供する独自のプログラムを展開する中で、食品廃棄物の削減、水道・エネルギー使用量の削減など、環境に配慮した取り組みを推進してきた。食品廃棄物の削減に関しては、AIカメラによる食品廃棄物モニタリングシステム「Winnow Waste Monitor」を導入し、データ分析による需要予測の精度向上とフードロスの最小化に取り組んでいる。水道使用量については、ホテル内の75%以上の水道で流量を毎分8リットル以下に制限し、2025年までに15%の削減を目指している。また、ランドリーの使用量削減を促すグリーンプログラムを通じて、水やエネルギーの節約に努めている。
さらに、環境負荷を低減するため、有害な化学物質を含む洗剤の使用制限を進めており、現在、エコラボ社製の洗剤のうち75%がグリーンシールやUSDAバイオベース認証を受けている。プラスチック製品や使い捨て容器についても、レストランや客室での使用を廃止し、紙製品や植物由来の素材を用いた代替品を採用している。
持続可能な社会の実現に向けた取り組みとしては、ベジタリアンやヴィーガン向けメニューの提供、オーガニックやエコラベル、フェアトレード、地元産の食材の積極的な導入を進めている。また、ジェンダー平等の推進に取り組み、国際女性デーに合わせたイベントの開催や、平等な機会提供、男女賃金格差の縮小に努めている。社員の産休・育休取得後の復職支援にも力を入れ、男女を問わず取得しやすい環境の整備や女性社員のキャリア開発支援を推進している。
ウェスティンホテル東京は、今後も環境に優しい取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に向けた活動をさらに推進していく方針である。