株式会社アイディエーションが実施した「旅行に関する調査」の結果、最近3年間で国内旅行に行った人は55%であり、今年の夏休みに旅行へ行きたいと考えている人は59%との結果が明らかになった。この調査は、2023年6月8日から6月9日までの期間、全国の20～60代の男女1,106人を対象に実施された。
（出典：株式会社アイディエーション）
20代の男女では旅行に対する意識に大きな差が見られた。20代男性は旅行を控えがちで、一方20代女性は旅行に積極的であった。また、50~60代男性と40~50代女性は、今後の旅行頻度が増えると回答した。コロナが5類に移行したことにより、今後の旅行頻度が増えると思うと回答した人は45%であり、あまり増えないと思うと回答した人の約2倍であった。脱コロナ後の旅行への意識の高まりが見られる。
（出典：株式会社アイディエーション）
旅行者が増えると予測される中で、ホテルや旅館側は、食事の美味しさ、安い宿泊料金、施設の清潔さを重視すべきであるとの意見が多かった。また、客の感動体験やクレームの伝達方法としては「アンケート」が最も多く、その中でも「紙のアンケート」が好まれていた。宿泊施設の改善活動は好意的に評価され、73%の回答者が印象が良くなると回答した。
（出典：株式会社アイディエーション）
コロナが5類に移行したことで、今後旅行者は増加すると推測される。そのため、ホテルや旅館側が旅行者の意見を活用していくことが旅行業界の成長につながると考えられる。