株式会社スーパーホテル(大阪府大阪市)は、客室ユニットバス内に用意しているプラスチック製のアメニティ(歯ブラシ、カミソリ)他の設置を取りやめ、今後は必要とする宿泊客にフロントロビーで提供する方式に切り替える。
同社は、「Natural, Organic, Smart」をコンセプトとして、地球にも人にも優しいホテルを目指している。この改変は、2022年4月1日より施行される「プラスチック資源循環促進法」をきっかけとして、持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けた取り組みの一環。
また、「限られた環境容量を大切に、資源を少しでも未来のために残したい」という考えから実施している「エコひいき」の内容も変更する。宿泊客が「歯ブラシの返納」「マイ箸の持参」すると、地域のお菓子等と交換していたがこちらは終了する。「連泊時の翌日以降の清掃不要への協力」するともらえるオリジナルミネラルウォーターの提供は継続する。
1回の客室清掃で水約7ℓ、リネン洗濯では水約14ℓ(CO2排出量0.07㎏)が必要になるが、これらの水を削減できると環境保護につながる。同社によると、2020年度では清掃不要の申し出は603,285件あった。申し出は年々増えており、連泊客の40%近くが協力しているという。