(出典:fav hospitality group株式会社)
霞ヶ関キャピタルグループのfav hospitality group株式会社が展開するホテルブランド「seven x seven」が、国際的なグラフィックデザインの賞であるGraphis Design 2026 Awardsのブランディング・システム部門において金賞を受賞した。この賞においてホテルブランドが同部門で金賞を受賞するのは史上初となる。Graphis Design Awardsは1944年にスイスのチューリッヒで創設され、80年以上の歴史を持つ。現在はニューヨークを拠点に広告、写真、イラストなどの分野でも国際的に権威を持つアワードとして知られている。
(出典:fav hospitality group株式会社)
今回の受賞について、チーフ・クリエイティブ・ディレクターのDavid Miskinは、ホテルを単なる宿泊場所としてではなく、建築やインテリア空間、サービス、コミュニケーションを総合的にデザインしたブランド体験の場と捉えてきたと説明する。ブランドシステムとはロゴにとどまらず、空間の動線、音、質感、体験など五感に訴える要素を組み合わせて、記憶に残る体験を演出するものであると述べている。今回の国際的評価は、日本のホスピタリティが世界に向けて新たな価値を提案する重要な転機であると捉えている。
(出典:fav hospitality group株式会社)
「seven x seven」は、グループステイ向けホテル「fav」のスタイルを継承しつつ、ハイエンドラインとして誕生したホテルブランドである。福岡県福岡市西区の糸島エリアに開業した「seven x seven 糸島」は、博多駅から車で約45分の距離に位置し、客室数は47室である。沖縄県石垣市の「seven x seven 石垣」は、新石垣空港から車で約18分の立地にあり、客室数は121室となっている。
(出典:fav hospitality group株式会社)
fav hospitality group株式会社は、「旅の豊かさを再定義する」をミッションとし、高級ライン「FAV LUX」、seven x sevenの姉妹ブランド「edit x seven」、カルチャー感度の高いビジネスパーソン向けの「BASE LAYER HOTEL」など、全国に18施設を展開している。2027年末までにさらに26施設の開業を予定しており、異業種とのコラボレーションやデジタル技術を活用したホテル体験の向上にも取り組んでいる。今後もブランドの創造性と一貫性を重視しながら、新たなホテルの在り方を提案していく方針である。