リゾートトラスト株式会社は14日、「ホテルトラスティ」6施設を売却することと、「サンメンバーズ」2施設の営業終了を発表した。
売却対象ホテルは「ホテルトラス ティ プレミア 日本橋浜町」、「ホテルトラスティ金沢香林坊」、「ホテルトラスティ名古屋栄」、「ホテルトラスティ心斎橋」、 「ホテルトラスティ神戸 旧居留地」、「ホテルトラスティ プレミア 熊本」の6つ。現在ホテルトラスティは国内に9施設あり、3施設(東京、名古屋、大阪に1施設ずつ)は残す。
売却対象のホテルは2022年3月31日に営業を終了し、4月には物件を引き渡す。後継のホテルは不動産関連の投資や運用を手がけるスターアジアグループが運営し事業を続ける。譲渡額は非開示で、23年3月期に特別利益を計上する見込み。
売却の理由には、新型コロナの影響で宿泊需要が減り、10~12月の稼働は50~60%と低い水準で推移していることを挙げている。同社は長年培ってきた「会員制ビジネス」の強さを再認識しており、今後は「会員制」をベースとした事業やメディカル事業を拡大・加速していく方針だという。
また、営業終了するのは、「サンメンバーズ東京新宿」および「サンメンバーズ 名古屋錦」の2施設。施設老朽化により営業継続が困難と判断し、2022年3月31日をもって閉館する。