ビーガンやベジタリアン、ペスカタリアンなど、健康や宗教上の理由のみならず、環境問題への意識など様々な理由で、食生活が多様化する現代。東京・丸の内にある「パレスホテル」が、6月1日より、代替肉を使ったハンバーガーの提供を開始する。
「パレスホテル東京」が採用するのは、日本発のフードテックベンチャーである、「ネクストミーツ」が提供する代替肉だ。ホテル業界での、ネクストミーツ商品の採用は今回が初となる。パレスホテル東京 1F のオールデイダイニング「グランド キッチン」にて、提供される。
「ネクストミーツ」は、代替肉により過剰な畜産を減らすことで気候変動問題の解決に貢献することを目指し、事業を行っている。2017年に創業し、2020年に法人化。現在は日本だけでなく、台湾など海外10カ国で展開に向け動いているという。
これまで、世界で初めてとなる焼き肉用のフェイクミート「NEXT焼肉」や、100%植物性の食材でできている「NEXT牛丼」などを発売してきた。SNSやテレビ番組での露出などを通じ、環境問題への関心が高い、主に若年層を中心としたファンが急増しているという。
今回パレスホテル東京で提供されるこのメニューは、ホテルのシェフが味の選定に関わり、熟練の技術を取り入れたというオリジナルの代替肉パティを使用している。ジューシーさとやわらかさや見た目にこだわって、本物の肉と変わらないほどの味だという。
ハンバーガーと言えば、バンズに挟まれたジューシーな肉をイメージすることが多いだろう。ベジタリアンやビーガンであれば、ハンバーガーを食べることは難しいと思われるかもしれないが、このバーガーであれば、バンズやマヨネーズなども全て植物性のため、気兼ねなくバーガーを楽しむことができる。