名古屋市は5日、中区のホテルのレストランで食中毒が発生したと発表した。
食中毒が発生したのは、名古屋観光ホテルにあるライブキッチン「ジャルダン」。2日、3日にこの店を利用した客らが下痢や嘔吐(おうと)など、食中毒の症状を訴えた。発症したのは8歳から92歳までの男女29人で、その内1人が入院したが、現在は全員が快方に向かっているという。
当該期間にレストランを利用したのは約150人。市保健所は食中毒の症状がある場合は最寄りの保健センターに連絡するよう呼びかけ、聞き取り調査を進めている。発症した客はいずれもビュッフェ形式の食事を取っていたことがわかっているが、これまでに食材や料理、スタッフなどから食中毒の原因となる菌は検出されていない。
市はこのレストランで食中毒が発生したと断定し、原因となった物質の特定を急ぐとともに、再発防止策が取られるまでの間、営業禁止処分とした。
名古屋観光ホテル:「ジャルダン」営業禁止処分に関するお知らせとお詫び