11月25日、東京都は、都内観光促進事業「もっと楽しもう!TokyoTokyo(略称:もっとTokyo)」の11月28日から12月17日までの新規予約分を、助成の対象外とすることを発表した。なお、11月25日までの予約分については該当期間中の旅行であっても助成対象となる。
「もっとTokyo」は、新型コロナで低迷する都内の観光産業を支援するために都が行う助成事業で、都内への宿泊旅行に対し1泊5,000円(日帰り旅行は2,500円)を補助するというもの。
都民の反応は上々で、10月23日の開始直後から申込が殺到。対象プランが完売となる予約サイトが続出し、11月10日には第2回の登録事業者の募集も行われた。しかし新型コロナの感染が深刻化したため、11月25日の記者会見で、小池百合子都知事は「もっとTokyo」の新規予約を一時停止すると発表。公式サイトにも告知が掲載された。
【都民・事業者のみなさまへ】「もっとTokyo」新規予約の一時停止について
新規予約を停止するのは11月28日(土)の0時から12月17日24時までに出発する旅行。この期間の旅行は助成の対象外となる。ただし該当期間中に出発する旅行であっても、11月25日(水)24時以前に予約した分についてはこの限りではない。
「GoToトラベル」事業とも併用可能な「もっとTokyo」が開始したことで、都民の間ではコロナ禍で沈んでいた旅行熱の再燃が見られていた。「もっとTokyo」の予約停止措置は1か月弱だが、都内の中小宿泊事業者への影響は大きいだろう。