自民党の茂木敏充幹事長が 13 日、大阪市内で講演。Go To トラベル再開時期について言及した。時事通信などが報じた。2020 年 7 月開始した Go To トラベル事業は 昨年末以来停止したままだが、さまざまな業界団体から再開の要望が上がっている。
茂木敏充幹事長はGo To トラベルについて、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染状況が落ち着くことを前提として来年 1 月末の再開を目指す方針を示した。
12 月 6 日は、木原誠二内閣官房副長官が Go To トラベル再開は「1月以降」だとコメントしており、新型コロナウイルスの感染が拡大した場合は 総合的に判断して臨機応変に対応する と発言。
また、岸田首相も同日の所信表明演説で、「安全・安心な形で、新たな GoTo 事業などの消費喚起策を行う準備も進める」と発言。一方で、「感染が再拡大した場合には、国民の理解を丁寧に求めつつ、行動制限の強化を含め、機動的に対応する」と述べている。
新型コロナウイルス感染症の国内の感染状況は一時に比べ非常に落ち着いてはいるが、年末や年始にかけ、人の出入りが多くなることや新たなオミクロン株の流入など、引き続き感染症対策が求められている。
■『春休み』期間は割引対象外 ?
10 日には、観光庁が「Go To トラベル」について、来年再開した場合は春休み期間は対象外とする方針を明らかにしている。昨年の実施時に、需要が土日や休暇に集中したことから、割引がなくても旅行需要が見込める春休み期間を割引対象外とすることで、需要を分散する狙い。具体的な期間は今後調整するという。
都道府県が独自に行う所謂「県民割」を補助する「地域観光事業支援」は、多数の都道府県で実施中だ。