コロナ禍で低迷する観光事業者を支援するため、岩手県盛岡市が、市内の宿泊施設の料金を補助する事業を始める。
キャンペーン名は「盛岡の宿応援割秋冬」。盛岡市内の登録施設の宿泊料金が、1泊あたり最大4,000円割引される。東北6県および新潟県民が利用可能だ。GoToトラベルその他の割引クーポンとの併用については、施設ごとに取扱いが異なるため、予約時に確認しておく必要がある。また、チェックイン時には代表者の本人確認書類が求められる(※)。
※運転免許証、健康保険証(住所の記入があるもの)、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、住民票の写し
期間は2020年11月1日から2021年3月7日まで。ただし、予算額が上限に達した場合は早期終了となる。
また、市では事業に参加する宿泊施設を募集している。参加にあたっては補助金の交付申請を提出する。申請期間は2020年12日28日まで。
岩手の県庁所在地である盛岡市は、29万の人口を擁し、中核市に認定されている。征夷大将軍の坂上田村麻呂が「志波城」を築いた地として有名であり、市内には平安時代以後に建立されたかずかずの城址や城館跡が点在している。催事もさかんであり、毎年8月上旬に催される「盛岡さんさ踊り」、9月上旬の「盛岡秋祭り」などがある。また、日本を代表する歌人・石川啄木出生の地であり、彼の資料を保存した「石川啄木記念館」が設立されている。