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メルキュール東京日比谷、国際環境認証「グリーンキー」取得で持続可能なホテル運営を推進

投稿日 : 2025.09.05

東京都

SDGs

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メルキュール東京日比谷は、国際的なエコラベル「Green Key(グリーンキー)」を取得したと発表した。このラベルは、環境配慮型の運営を行う施設に与えられるもので、1994年にデンマークの国際環境教育基金(FEE)によって設立された。グリーンキーの認証は、13カテゴリーにわたる75の必須項目と75の努力項目を評価基準としており、ホテルやレストラン、キャンピング場などが対象となる。

(出典:アコー

2023年12月に開業したメルキュール東京日比谷は、当初より持続可能性を重視した運営を行ってきた。今回のグリーンキー取得は、ホスピタリティ業界において環境保全や持続可能な取り組みを一層推進していくという姿勢の表れである。今後も利用客や地域社会と連携しながら、環境に配慮した活動を継続していく方針を示している。

同ホテルでは具体的な取り組みとして、客室アメニティに竹などの代替素材を用いた製品を紙包装で提供し、脱プラスチックを図っている。また、客室のミネラルウォーターにはリサイクル可能なガラスボトルを採用し、再生可能素材の使用促進にも努めている。さらに、水の使用量削減を目的にシャワーや蛇口の水量制御を実施し、タオルやリネン交換の選択肢も提供している。

加えて、清掃には環境に配慮した製品を導入し、化学物質の使用を削減している。客室やレストラン、バーでは飲料用の水道水を用意し、持続可能な選択肢を宿泊客に提供している。また、地域環境への貢献として、日比谷公園での清掃ボランティア活動も展開している。

(出典:アコー

グリーンキーは現在90カ国以上で8,000以上の施設が認証を受けており、観光業界における持続可能な運営の基準として国際的に認知されている。メルキュール東京日比谷の今回の取得は、その高い基準を満たした結果である。

メルキュールブランドは、ローマ神話の旅の神マーキュリーに由来し、地域の魅力を体験できるホテルとして世界各地で展開されている。東京・日比谷に位置する同ホテルは、「劇場の舞台美術」をデザインコンセプトに据え、劇場文化をテーマにした空間演出を行っている。訪れたゲストが主役や観客として一つの物語を体感できる特別な滞在体験を提供している。

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