ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > ホテル関連ニュース > JTBとシャープ、ロボホン活用の教育旅行プログラムで協業

JTBとシャープ、ロボホン活用の教育旅行プログラムで協業

投稿日 : 2019.11.06

京都府

ホテル関連ニュース

JTBとシャープは教育旅行で協業し、シャープ製のモバイル型ロボット「RoBoHon(ロボホン)」を活用した教育旅行プログラム「ロボ旅@教育旅行」を、11月5日(火)より販売開始した。修学旅行などで京都を訪れる学校向けにICT教育を体験型で実施する。

「ロボ旅@教育旅行」販売開始、体験型ICT教育

出典:JTB

「ロボ旅@教育旅行」は、修学旅行などで京都を訪れる学校向けに、観光案内機能を搭載した「ロボホン」を旅行中に貸し出し、事前・事後学習も含めて、観光名所の歴史や文化を学びながら、ICT(情報通信技術)を活用する楽しさを体験できる、旅行業界初のロボホンを活用した教育旅行プログラム。

文部科学省は、2020年度より実施する新学習指導要領において、情報活用能力を、「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け、ICTを活用した学習活動の充実を提唱。これに合わせ、小学校ではプログラミング教育が必修化され、中学校、高校でもICT教育が拡充されることから、学校現場では、ICT環境整備や学習内容の検討が喫緊の課題となっている。

そこで、全国64個所の教育旅行営業拠点を持つJTBと、「ロボホン」を開発するシャープの2社は、株式会社ゲンの企画プロデュースのもと、ICTを活用した教育旅行プログラムを共同で開発した。

同プログラムでは、旅マエ(事前学習)でロボットが動く仕組みやAIについて学ぶとともに、「ロボホン」に発話させるオリジナルの観光案内文を考える。

また、旅ナカ(班別研修)では、5~6名の班ごとに1台の「ロボホン」を貸し出し、生徒が考えた発話内容も含め、京都市内500ヵ所以上の観光名所で「ロボホン」の自動観光案内を体感することができる。

さらに、旅アト(事後学習)では「ロボホン」で撮影した写真や行動履歴(ログデータ)を、班ごとの成果発表に活用することができる。

教職員に対しては「指導者管理システム」を提供。教職員用のタブレット端末から生徒が持つ「ロボホン」の位置情報を随時把握できるほか、生徒へのメッセージを「ロボホン」に発話させることで、連絡手段としても活用できる。

販売価格は、ロボホン1体(1グループ)につき6,000円(税別)~で、旅ナカでのロボホン本体の貸し出しと、「旅マエ」・「旅アト」サービスの利用料を含んだ価格となっている。

出典:シャープ

【合わせて読みたい】

「変なホテル 関西空港」2019年11月1日開業

変なホテル大阪 西心斎橋「RoBoHoNルーム」サービス開始

三菱地所、コミュニケーションロボ活用の接客対応実証実験

ロボホン活用の観光案内事業「ロボ旅・堺」実証実験

関連記事