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JTB、インセンティブ制度の効果測定サービス開始

投稿日 : 2018.11.30

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ホテル関連ニュース

JTBは、独自の調査サービスとして、企業が自社の営業担当者や販売代理店に対して実施しているインセンティブ(トリップ)制度の効果測定サービス「インセンティブ革命」を 2018年12月3日(月)より開始する。

インセンティブ制度の課題を見える化

JTBは、最近、様々な企業が導入しているインセンティブ制度において、費用対効果を重視する企業が増え、インセンティブ制度を実施している企業担当者から「このインセンティブ施策は、対象者のモチベーションになっているのか?」「今実施しているインセンティブトリップは、このまま続けていいのか?」といった問い合わせが多くなったという。

以前に比べ、「効果が伝わるインセ ンティブ施策」をどのように実施すればよいのか、検討する企業が増えている。

JTBが2012年2月より実施しているインセンティブトリップ後のアンケート調査(インセンティブ効果測定アンケート)のコメントなどからも、「参加者の思い出に残る体験(メモリアル)」や、「他の誰かに伝えたい(伝播意向)」の満足度が高かった旅行が、参加者のモチベーションアップに効果的であることが分かっている。

一方、JTBがマクロミル社を通じて行ったインセンティブに関するアンケート調査では、企業側と対象者側の双方が、「顔触れが変わらない、取り組む対象者が限られる」、「マンネリ化、やる気が高まらない」 などの課題感を抱えており、必ずしもインセンティブが効果的に運用されていないケースがあることも明らかとなった。

この調査結果を受け、効果的なインセンティブ施策を考えるうえでは、メモリアルや伝播意向などを満たす報奨内容だけでなく、選定基準、対象者、キャンペーン告知など、制度自体の設計が重要なポイントであると言え、企業のインセンティブ施策に関する課題を解決し、効果的に活用することを支援するサービス として「インセンティブ革命」を開発した。

「インセンティブ革命」は、実施されているインセンティブ施策が、対象者のモチベーションにつながっているのかどうかを可視化するJTB独自の調査サービス。

優績者(受賞者)と非優績者(非受賞者) の双方に対して、施策の認知度、行動度、協働度などを測るのが最大の特徴。JTBでは、同サービスを通じてインセンティブ制度の課題を見える化し、全社員のモチベーションアップにつながる施策の構築に貢献したい考え。

さらに、今後もJTBならではのリソースを活用した企業課題を解決するための価値あるソリューション開発を目指すという。

【「インセンティブ革命」 概要】

実施の流れ:

① 企業ごとに、インセンティブ制度の詳細や課題を聞きながら設問を設計。

② Webアンケートを作成し、調査を実施。

③ 回答の集計と調査結果の分析。

④ 分析した内容をもとに報告書を作成。

設問例:

・キャンペーンが実施されていることを知っていた。(認知度)

・キャンペーンにおいて自分自身の行動を変えた。(行動度)

・部署としてインセンティブ受賞を目指す風土があった。(協働度)

費用は設計内容によって応相談だという。(基本パッケージ:設問設計、回答画面作成、集計、報告書作成)

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