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JATA SDGsアワード:HISが大賞受賞、教育と人権に注力する旅行企画が評価

投稿日 : 2023.06.16

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ホテル関連ニュース

日本旅行業協会(JATA)は第1回「JATA SDGsアワード」の結果を公表しました。この賞は、SDGs達成に向けた優れた取組みを行う会員会社を表彰するもので、社会・人権、経済・産業、地球環境、共創の4部門にて計75件の応募があった。大賞は社会・人権部門、株式会社エイチ・アイ・エスの「旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける」であった。
(出典:旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける

2005年に日系旅行会社HISはシェムリアップ、カンボジアに直営支店を開設し、世界遺産観光のツアーを提供し始めた。2010年からは孤児院を訪問するスタディツアーも開始した。これまでに5,000人以上の参加者がこのスタディツアーに参加し、寄付金によって孤児院の子どもたちが大学進学を果たすなど、人間交流による新たな可能性が生まれている。2017年春にはスタディツアーの一環として公立小学校の建設に成功した。この学校は子どもたちが無料で通える施設であり、教育を通じて子どもたちの未来の可能性を広げることを目指している。

他部門の優秀賞には、JTBコミュニケーションデザイン「観光業界におけるCO₂排出量削減を目指す「CO₂ゼロMICE🄬」「CO₂ゼロSTAY」」(経済・産業部門)、クラブツーリズム「「YAMA LIFE CAMPUS」を通じた登山道整備プロジェクト」(地球環境部門)、楽天グループ「宿泊施設の取り組みを旅行者にわかりやすく紹介し、サステナブルな旅行を推進」(共創部門)が選ばれた。これらの活動は全て2022年4月から2023年3月に実施されたもので、その評価は下記の8項目に基づいて行われた。

▼審査項目
① 貢献度 目標達成へ寄与する活動・事業か
② 包摂度 「誰一人取り残さない」の理念に則った取組みか
③ 持続性 無理のない活動・事業であり、今後も継続できるか
④ 参画度 主体的に取り組んでいる活動・事業か
⑤ 透明性 取組の状況や成果を対外的に公表しているか
⑥ 汎用性 他社でも取組める活動・事業か
⑦ 共創度 多様な立場のステークホルダーと協働する活動・事業か
⑧ 創造性 新しい価値創造につながる活動・事業か

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