(出典:株式会社しいたけクリエイティブ)
国内最大級の観光アワード「ジャパントラベルアワード2026」が、2026年に訪れるべき「日本の感動地」として選ばれた地域・企業を発表した。同アワードは、株式会社しいたけクリエイティブが企画・運営し、「観光からより良い社会をつくる」ことを目的として実施されている。誰もが安心して旅を楽しめること、多様な人々の視点やニーズを大切にすること、地域や環境にやさしい取り組みが実践されていることを重視し、日本各地の観光地や体験を「感動地」として発掘・表彰している。2021年の初年度は80件だった応募数は、第4回で196件に増加し、本年度は206件と過去最多となった。
(出典:株式会社しいたけクリエイティブ)
今回のグランプリには、福岡県柳川市の柳川藩主立花邸 御花が選出された。同施設は、400年の歴史を持つ立花家の邸宅を活用した料亭旅館であり、国指定名勝に宿泊できる国内唯一の存在である。歴史的建築を舞台に、物語性のある料理や多言語ガイド、地域の工芸や体験との連携を通じて、日本文化の奥深さを伝えている。2025年のリニューアルでは、ユニバーサルルームや多世代向け客室を整備し、文化財建築でありながらバリアフリーにも配慮した滞在環境を整えた。また、多言語対応を進め、世代や国籍を問わず安心して滞在できる体制を構築した点が評価された。
(出典:株式会社しいたけクリエイティブ)
部門賞では、東京都台東区を拠点とするINKIMONOがアクセシブル部門およびLGBTQ+部門の2部門を受賞した。愛知県瀬戸市・常滑市で実施される「愛知のものづくりを巡るツアー」はインバウンド部門に選ばれ、島根県海士町のEntôはサステナブル部門を受賞した。さらに、北軽井沢スウィートグラス、大洲城キャッスルステイ、伝統文化体験の宿つたや、宮古島ジュゴン調査ツアー、Fukushima Seasideが、それぞれファミリー部門、観光開発部門、文化体験部門、学びの旅部門、ソーシャルインパクト部門で選出された。特別賞としては、城崎ぷちたびがKlook賞を受賞している。
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表彰式は2026年2月12日(木)に東京アメリカンクラブで開催される予定であり、「2026年に訪れるべき日本の感動地」に選ばれた地域・企業の関係者をはじめ、観光関係者や専門家が出席する。当日は、今後の観光動向を読み解く「2026年 観光トレンドキーワード」も発表される予定である。総評では、地域が主体となり、暮らしや産業と結びつけて磨き上げられた体験や、コミュニティの力が観光を形作る重要な要素として浮かび上がったことが示された。また、一人ひとりに寄り添う受け入れが、観光を「訪れる」行為から「関わる」体験へと進化させている点が強調された。
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