株式会社セイタロウデザインと株式会社セイタロウデザイン金沢が手がけた金沢のホテル、「雨庵 金沢」がアメリカの国際デザイン賞 IDA(International Design Awards)2021 を受賞した。
「雨庵 金沢」は小松空港からリムジンバス約 50 分でアクセスできる、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社(東京都港区)が運営するホテル。デザインやブランディング事業を手がける、株式会社セイタロウデザイン(東京都目黒区)と商業空間やオフィスや店舗の建築およびデザイン事業を手がける株式会社セイタロウデザイン金沢(石川県金沢市)が企画、ブランディング、設計を手がけた。
「雨庵 金沢」の海外におけるデザイン賞の受賞は、セイタロウデザインにとって、中国「C-IDEA Design Award」のプロフェッショナル カンパニー部門の金賞、韓国のデザインアワード「Kデザイン賞 2021(K-DESIGN AWARD 2021)」に続き、3 例目の実績となる。
2007年に米国LAで設立された国際的デザインアワード、IDA は建築やインテリア、プロダクトやファッション、またグラフィックなどの 5 分野で構成され、毎年世界各国の優れたデザイナーによる選りすぐりの作品が受賞している。
「雨庵 金沢」は、雨の多い町として知られる金沢で、ゲストに豊な空間を提供し、雨をも旅の魅力に変えるようなホテルとしてデザインされている。共用部やサービスを充実させるとともに、「雨庵 金沢」でしか鑑賞ができない 著名作家の雨に関連した芸術作品の展示や、日本の伝統文化である志野流香道の若宗匠が監修した特別な香りのおもてなしなどを取り入れた、金沢という土地の魅力を最大限に取り込んだ設計となっている。「雨庵 金沢」はそのデザイン性も評価され、初月からわずか3か月で予約サイトの四つ星を獲得したという。