企業向けの教育研修事業や若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、大学の中退を検討中の学生や、すでに中退した学生、大学関係者などを対象に、株式会社星野リゾートとの共催で、3月9日、10日に「中退しないで休学という選択もある! ~星野リゾートが考える100年LIFE マルチステージ時代の学び方、働き方~」をオンラインで開催する。
ジェイックが昨年5月に設けた、新型コロナウイルスの影響を受けやむなく中退した大学生、または中退を検討している大学生の進路に関する相談窓口「コロナ中退119番」には、経済的な事情で大学中退を検討せざるを得なくなった方からの相談が多数寄せられているという。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大学や高校、短大、専門学校を中退した学生は、文部科学省の調査によると2020年4月から12月の間で、1367人に上るという。文科省によると、様々な事情から退学を希望する学生については、多くの大学で学内規定に基づいて再入学を認める措置がとられていると言う。とはいえ、経済的事情等で、希望する進路に進めなくなった学生の多くは、今後について大きな不安を抱えていることだろう。
そのようななか、「コロナ中退119番」の存在を知った星野リゾートから、コロナの影響で将来に不安を感じている学生のために、何か一緒にできないか?とジェイックに声がかかり、今回のオンラインセミナーが実現した。
星野リゾートは、さまざまな経験を持つスタッフがチームワークを発揮することで、より高い顧客満足を実現できると考えており、スタッフの多様性を重視している。社員の自由なキャリア選択を支援する社風だからこそ、やむなく中退した、または中退を検討せざるを得ない学生に対しても、さまざまなキャリアの選択肢を提示できるのでは、と考えているそうだ。