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「星のや」ペットボトル廃止へ向け、星野リゾートとARASがサステナブルな「ウォータージャグ」を共同開発

投稿日 : 2020.12.29

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ホテル関連ニュース

2015年9月、ニューヨーク国連本部において開催された「国連持続可能な開発サミット」にて採択された、持続可能な開発目標(SDGs)。近年、国内外問わず、SDGsに取り組む企業は増えてきた。SDGsの主要課題の一つである、海洋プラスチックごみなどによる環境汚染や気候変動、エネルギー利用に関して、星野リゾートでもさまざまな取り組みを行っている。今回、「星のや」のサステナブルな取り組みを進化させるため、客室でのペットボトル提供を廃止するプロジェクトのために、星野リゾートとARASがサステナブルな「ウォータージャグ」を共同開発した。

石川樹脂工業株式会社が展開する食器ブランド ARAS(エイラス)が、星野リゾートが展開する、日本発のラグジュアリーホテル「星のや」からの要望を受け、客室ペットボトル廃止への第一歩として、「ウォータージャグ」を新たに開発。一部の「星のや」に備品として導入される他、Amazon、Amazonビジネスおよび一部の星のやで11月19日より順次、販売開始している。「ARAS」で使用している新素材「トライタン」は、ガラスのような透明度を持ちながら、100%再生が可能だ。この新素材を採用したウォータージャグにより、宿泊業における廃棄物を減らし、よりサステナブルな水の提供方法を提案していく。
初めに導入される施設の一つである「星のや軽井沢」は、自然の循環に逆らわず、一時的に自然の力を借りて宿泊者の非日常体験に還元していくことを目指し全ては設計されており、施設で使われるエネルギーの67%(2019年時点)を自給している。「星のや軽井沢」では、さらなるサステナブルな宿泊体験を実現するため、客室アメニティのペットボトルウォーターの提供廃止へ向けて今回のプロジェクトを開始した。

ARAS では、環境問題に取り組む姿勢として「サステナブル宣言」を出している。生産、使用、廃棄、製品が関わる全ての工程を見直し、限りある資源を最大限循環させることで、プラスチックを使用しても環境負荷の少ないサステナブルな商品を提供している。

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