阪急阪神ホテルズは14日、新型コロナウイルス感染拡大抑止のため、一部の直営ホテルの休業を発表した。
7施設が1月20日から2月21日まで休業
同社は政府による緊急事態宣言の発出を受け、新型コロナウイルスの感染拡大を抑止する観点から、東京都千代田区の「第一ホテル アネックス」や大阪市北区の「大阪新阪急ホテル」など傘下のホテル50施設の内、7施設での宿泊サービスを1月20日から休業することを決めた。期間は2月21日までの予定となっている。
予約済みの宿泊については近隣のホテルを代替として案内する。またキャンセルにも応じるとのこと。
休業対象ホテルと代替で案内するホテルは以下の通り。
対象ホテル | 代替案内ホテル |
第一ホテルアネックス(東京都千代田区) | 第一ホテル東京(東京都港区) |
レム東京京橋(東京都中央区) レム秋葉原(東京都千代田区) | レムプラス銀座(東京都港区) レム日比谷(東京都千代田区) レム六本木(東京都港区) |
大阪新阪急ホテル(大阪市北区) 新阪急ホテルアネックス(大阪市北区) 梅田OSホテル(大阪市北区) | ホテル阪急レスパイア大阪(大阪市北区) |
ホテル阪神アネックス大阪(大阪市福島区) | ホテル阪神大阪(大阪市福島区) |
直営レストランも原則として1月17日(日)から2月7日(日)の期間、休業する。ただし宿泊営業を継続するホテルの朝食営業は実施する。また直営ホテルでの会陰会は1月14日から20時まで、酒類の提供は19時までに短縮するとし、20時以降に予約されている宴会については時間の変更を打診しているとのこと。
同社は昨年の緊急事態宣言の際には2021年4月13日から5月31日まで、今回と同じ直営ホテルを全館休業していた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大や緊急事態宣言の発出の影響から、倒産や休業する宿泊施設が増えている。帝国データバンクの調査によると、新型コロナウイルス関連倒産がホテル・旅館業種で72件。これは飲食店の139件に次ぐ数字だ。