プラスチックごみ削減への取り組みを進めてきた株式会社阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)が今春の「プラスチック資源循環促進法」施行に合わせ、4 月より使い捨てアメニティーグッズのアイテム数を絞り込むとともに、必要とされるゲストにのみフロントロビーで提供する方式に変更する。
阪急阪神ホテルズではこれまでも、SDGs の達成に向けた取組の一環として、レストランや、テイクアウト商品などで提供する使い捨てスプーンやフォークなどを、プラスチック製の商品から環境に配慮した商品に切り替えるなど、プラスチックごみ削減に取り組んできた。
「プラスチック資源循環促進法」の施行を目前に控え、阪急阪神ホテルズは使い捨てアメニティーグッズの数を減らす。さらに今後、使い捨てアメニティーを順次、環境に配慮した代替品に切り替え、プラスチックごみの削減を推進し、持続可能な開発目標の達成に貢献したいとしている。
2021 年 6 月に国会で可決されたプラスチックの資源循環を目的とした法律、「プラスチック資源循環促進法」は、2022 年 4 月から施行予定となっている。 プラスチックの捨てる量を減らすことではなく、プラスチック廃棄を前提としない経済活動を目指すことが目的だ。この「プラスチック資源循環促進法」の施行を受け、プラスチックアメニティを削減する施設は増えている。
JR 九州ステーションホテル小倉株式会社運営の JR九州ステーションホテル小倉でも、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みの一環として、歯ブラシやヘアブラシ、カミソリなどの客室アメニティをバイオマスプラスチック製品などへと変更している。