箱根の老舗旅館、「強羅花壇」( 神奈川県足柄下郡)が、新しい客室 2 部屋をオープンした。どちらも日本庭園を擁し、 そのうちの一部屋「暁」は全 41 室ある客室のうち最大級となる。
これまで多様な客室を手掛けてきた「強羅花壇」が、こだわりの詰まった新たな 2つの客室、「暁」と「曙」をオープンした。どちらの部屋も、強羅花壇の背後の山々に面した 枯山水庭園 を備えており、ゲストは強羅の四季折々の表情を楽しむことができるようになっている。
「暁」は、露天岩風呂が付いた、室内面積 127.41 ㎡の、最大宿泊人数 6 名まで宿泊できる広々とした純和室だ。内風呂やシャワーブース、スチームサウナもついており、気分により使い分けることができる。
日本庭園をベッドからも眺めることができる「曙」には、職人手造りの露天風呂が付いている。また、木の温かみにこだわった空間演出が特徴だ。こちらの部屋にも、シャワーブースやスチームサウナがついている。
新型コロナウイルス感染症拡大により、人混みを避けるなど気をつけながら旅行している人も多いだろうが、露天風呂が付いた別邸であれば、不必要な接触の心配もなく、旅を楽しむことができるだろう。
強羅花壇は昭和27年の設立以来、国内のみならず海外の宿泊客からも高い評価を得ているという。平成元年の全面改装を経て、平成 3 年には、世界的に著名な ホテルレストラングループ「ルレ・エ・シャトー」の厳選な審査を通過して加盟店となっている。
宿で提供される料理は、熟練の板前が日本全国から取り寄せた素材を活かして作る、本格的な京懐石料理だ。旅館としてのみならず、レストランとしても人気を集めている。