(出典:全旅連青年部)
世界のホテル組合が加盟するGlobal ReformBnB(グローバル・リフォーム・ビーエヌビー)の第2回総会が、アメリカ・ワシントンDCで11月15日から17日の3日間にわたって開催された。この会議には、日本から全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(略称:全旅連青年部)が参加し、日本の旅館・ホテル宿泊アライアンスを代表した。
Global ReformBnBは、違法な住宅を転用した宿泊施設(いわゆる民泊)の排除と適正なルール策定について協議するために開催されている。安全で公正な市場コントロールを目指すこの会議に、全旅連青年部からは塚島英太部長ら5名が出席した。
日本では現在、宿泊販売サイトに掲載するためには行政からの営業許可書の提出が必要であり、無許可の施設は掲載できない。しかし、世界的には、特定の販売サイトに対する行政のルール指導が実施できていない国も存在し、違法民泊の排除が十分でない事例も多い。
さらに、違法民泊に対する法整備が進んでいないエリアでは、税制逃れや住宅用地の価格高騰、居住人口の減少など、様々な問題が引き起こされている。Global ReformBnBでは、これらの各国の事例を集約し、より安全で公正な宿泊市場を構築するため、民泊に対する共通のガイドライン策定を進めている。