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【取材】旅行支援「福島県『来て。』割」24年2月実施 1泊8,000円で3,000円割引

投稿日 : 2024.01.11

福島県

ホテル関連ニュース

福島県は、観光需要喚起策「福島県「来て。」割」を2024年2月から実施する方針を固めた。

福島県「来て。」割は、物価高騰の影響を受けている地域観光事業者を支援する福島県独自の事業。県内旅行客を対象にしており、1人1泊あたり8,000円以上の宿泊に対して3,000円を割引する。

本記事では福島県「来て。」割について、福島県に取材を行った。

――― 旅行需要が回復傾向と言われていますが、コロナ前・コロナ禍からの観光客数・宿泊客数などの状況はいかがでしょうか?

鶴ヶ城(会津若松市)

福島県における令和元年(コロナ前)の観光目的での宿泊者数は503万840人でした。一方、令和4年の観光目的での宿泊者数は338万6,310人となっており、令和元年と比較して約3割減少しております。

しかし、令和5年9月までの速報値では360万4,380人となっており、新型感染症の影響による落ち込みから、宿泊者数は着実に回復してきております。

―――― 福島県「来て。」割を実施する目的や狙いを教えてください

磐梯山と猪苗代湖

原油価格や物価が高止まりしている中、地域観光事業者への影響を緩和するため、福島県独自の宿泊割引の実施により、観光需要を喚起することで観光宿泊施設への更なる誘客を促進するとともに、地域経済の活性化を図ることが目的です。

―――実施期間は2月から始まるとのことですが、終了時期やその他の詳細が決まっていれば教えていただけますでしょうか

猪苗代スキー場

1月10日現在で内容を調整中であるため詳細をお知らせできる状況ではありませんが、実施期間は2月の1か月間を想定しております。

なお、申し込み受付時期は調整中です。

――― 昨年も福島県「来て。」割を実施されていましたが、評判や効果はいかがでしたか

直近に実施した宿泊割引は、令和4年10月11日から年末年始の中断期間を挟んで令和5年6月30日まで「来て。」割を行いました。販売状況が好調であったため、予定より早く令和4年4月3日に販売を終了させていただきました。

また、日帰り旅行を含んで約160万人を超える方々にご利用いただきました。

――― 実施期間中におすすめの観光スポットやグルメなどがあれば教えてください

大内宿

2月は県内スキー場がオープンしている時期ですので、雪遊びを始めとしたレジャーや、雪化粧した風景を楽しめるほか、雪が降らない浜通りでは、あんこう鍋やいちご狩りがシーズンを迎えているなど、県内全域を観光していただくことができます。

なお、今シーズンには国内最大級のスキー場(ネコママウンテン)が県内にオープンしております。

ネコマ マウンテン(旧猫魔スキー場)

また、2月は只見の雪まつりや大内宿の雪まつりなど、会津地方を中心に開催され、雪と花火のコントラストや、郷土料理を味わう絶好の機会です。

大内宿の雪まつり

さらに、インバウンドの方に人気があるものとして、世界で最もロマンチックな鉄道と言われ、絶景の秘境路線として人気の高い只見線があり、その中でも訪れた方を魅了する只見線第一橋梁のビューポイントはお勧めです。

冬の只見線第一橋梁

――― 最後に利用を検討している方へメッセージをお願いします

福島県は全国でも3番目に広い面積の自治体ですので、日帰りで全てを楽しむことは難しいため、ぜひ県内に宿泊していただき、じっくりと県内全体を周遊いただきたいと思います。

また、2月は冬真っ只中ですので、温かい格好はもとより、お車を利用される際には冬用の装備でお気をつけてお越しください。

■福島県「来て。」割概要

対象者:日本在住の旅行者、インバウンド宿泊者(団体客を除く)
支援額:1泊8,000円以上の宿泊につき3,000円割引
実施期間:2024年2月(予定)

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