静岡県は新型コロナウイルス感染症対策を行った宿泊施設に対し、県が安全性を認証する「ふじのくに安全・安心認証(宿泊施設)制度」の受付を6月28日(月)より開始した。
認証施設は新型コロナ対策機器購入費などに補助
対象となる旅館・ホテルは約3,000施設。認証を希望する宿泊事業者は消毒液の設置や換気の実施などの感染症対策を認証基準に沿って確認し、書面またはメールにて申請する。申請があった施設に対しては、現地にて認証基準に適合しているか確認。適合していれば、認証書とステッカーが交付される。
認証された宿泊施設に対しては、感染防止対策の機器購入費が50万円を上限に全額補助される。また自動チェックイン機の導入や換気設備の設置などの工事を伴う設備改修にも1000万円を上限に最大4分の3まで補助。補助制度の財源は観光庁の補助金を活用する。
補助対象期間は各業界がガイドラインを策定し、感染防止対策が進み始めた2020年5月までさかのぼって助成する。それぞれの対象期間は以下の通り。
【感染防止強化に資する機器等の購入】
補助率10/10:2020年5月14日~2022年3月10日
【感染防止対策強化に資する設備改修】
補助率1/2:2020年5月14日~2021年5月19日
補助率3/4:2021年5月20日~2022年3月10日
また「ふじのくに安全・安心認証」は飲食店を対象とした認証も行っており、こちらの申請受付はすでに始まっている。
<問い合わせ先>
県観光政策課:054-221-2858
県公式サイト:http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-210/certification.html