東京を中心に15店舗を展開するbnb+(ビーエヌビープラス)は、これまでセキュリティ目的で運用していた顔認証システム『bnb+ 顔パス(ビンビカオパス)』に、チェックイン・アウト、宿泊代金決済機能を追加した。
IoTを活用の顔認証チェックインでスタッフの作業削減
出典:bnb+
同社によると、ホステル施設での顔認証によるチェックインシステムの本格活用は、国内初の試みという。
狙いは、旅行者の手間を省くこと。そして、ホテルスタッフの事務作業を減らし、「宿泊者とのコミュニケーション」の時間を増やすこと。
現在、顔認証システム『bnb+ 顔パス』を利用できるのは、都内の虎ノ門店、蔵前店、秋葉原店、田町店、浅草蔵前店の5店舗だが、これから、今月新規開業したばかりの水道橋店、上野御徒町店、そして大阪鶴橋店、玉造店の4店舗が加わり、『bnb+ 顔パス』は、全国に展開。
また、『bnb+ 顔パス』は、ホステル施設管理用プラットフォームサービスとして全国のホステル事業者、宿泊業務運営代行企業にも販売を開始するとのこと。
代表の高志保 博孝(たかしほ ひろたか)氏は、「これからは、嫌なことを引き受ける労務対価の時代から、楽しいことをシェアする供与対価の時代になる。このシステムを使うことで、スタッフがより楽しい仕事にコミットし、その楽しさが宿泊者にもシェアされる未来を作りたい」と展望を語った。
【合わせて読みたい】
南紀白浜「IoTおもてなしサービス実証」にアドベンチャーワールドが参加