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【取材】本屋とホテルが一体化!まちの本屋とホテル「ねをはす」11月2日開業

投稿日 : 2024.10.01

山口県

新規ホテル情報

日本出版販売株式会社の子会社である株式会社ひらくがプロデュースし、株式会社はやし住宅が運営する、まちの本屋とホテル「ねをはす」が、2024年11月2日(土)に、山口県下関市でグランドオープンを迎える。開業に先立ち、2024年9月3日(火)より、公式ECサイトおよび楽天トラベル、じゃらんネットにて宿泊予約の受付を開始している。

「ねをはす」は、宿泊施設のほか、宿泊者以外も利用可能な本屋やカフェ、イベントスペースなどを備えた文化複合施設。ホテル内に本屋があるというだけではなく、本屋とホテルが一体化した空間で、あたかも本屋に泊まっているような感覚を体験することができるという。宿泊者は夜21時から朝の5時まで※「夜の本屋」も利用可能。
(※営業時間は2024年9月3日(火)時点での予定)

客室は「スタンダードルーム」「コンセプトルーム」等、13種類全39室。「ねをはすBook&Hotel」を象徴する全4部屋のコンセプトルームは、「食」「旅」「動物」「漫画」の4テーマが振り分けられており、一部屋あたり約1,000冊の本に囲まれて過ごす時間を愉しめる。

本記事では、「ねをはす」の開業の経緯やその魅力などについて、株式会社ひらくと株式会社はやし住宅に取材を行った。

▷ 公式サイト:https://neohas.jp/

―――まず、どのような経緯でまちの本屋とホテル「ねをはす」を開業することになったのでしょうか

地域の方々が居心地の良いと思っていただける場所を作りたいと考えた時に、最初に浮かんだのがブック&カフェでした。

各地を視察する中でいくつかのブック&ホテルとも出会い、独創的なブック&ホテルを作れば地域の方でも本屋に泊まるという特別な体験を提供できると思いました。

地域の人とここを訪れる人、人と人、人と文化が繋がる場所になり、地域のためにも面白い場所になると考え、このプロジェクトを進めました。

――― あたかも本屋に泊まっているような感覚を体験できるよう、こだわったポイントを教えてください

▲ねをはすBook&Cafe(イメージ)

「本屋は夜が面白い」というキャッチコピーで、宿泊者に向けた「夜の本屋」を展開します。

まず、宿泊者限定で貸切の店内を回遊していただけます。ランタンを持って本屋を彷徨う、物語の中にいるかのような特別なひとときを味わっていただけます。

また、カフェドリンクを楽しむことができ、リラックスしながら好きなところで本を読めることも魅力のひとつです。昼間とは異なる雰囲気のなか、本の世界に浸っていただけます。

そして、気に入った本は、時間帯を問わずいつでもご購入いただけますので、読んだ後に持ち帰って家で楽しむことも可能です。

―――「ねをはすBook&Hotel」の4つのコンセプトルームについて、テーマ設定の意図や背景について教えてください

▲コンセプトダブル「書屋 読(toku)」

 選書テーマは、「地域の人々の暮らしに根付く」「地元の人々と旅しにきた人々が行き交う」「幅広い世代の人々が楽しめる」というコンセプトから、間口が広く親しみやすい本を織り交ぜたラインナップになるように検討しました。

1つのテーマについてフォーカスすることで、自然と目で見て、感じて、考えることができ、そのテーマに興味がある人にはより深い情報と新しい視点を、ない人にとっても今まで気付けていなかった魅力に気づける、誰もが楽しんでいただける空間になっています。

また、読まなくても、眺めるだけで楽しくなる表紙の魅力、本の個性にも注目いただきたいです。

▲スーペリアツイン「ハレ(晴)/マレ(稀)」

―――「ねをはすBook&Cafe」の街の人やこの場所を訪れた人にとって居心地が良く、心に根付く空間になるような仕掛けとは、どのようなものでしょうか

ただの本屋でもブック&カフェでもなく、地域の内外の情報をアーティストや企業とコラボレーションし情報発信の場として、または様々なイベントを展開する予定です。

ここを訪れることが地域のみなさんの日常となるような場所にしたいと思っています。

―――最後に開業に向けた意気込みを教えてください

▲施設イメージ

構想のスタートから5年以上が経過しました。プロジェクトのメンバー全員が本気で考え尽くした「ねをはす」、開業が楽しみでしかありません。

地域の多くの方からも「ワクワクします!」という声をいただいています。

この地域の新しい「まちづくり」の中心になって欲しいと思っています。

■施設概要

名称:ねをはす
住所:山口県下関市秋根西町2-7-2
開業日:2024年11月2日(土)
客室数:全39室
フロア構成:1~2階 ねをはすBook&Cafe、3階 Restaurant Neohas/ホテルレセプション、4~7階 ホテル客室
営業時間:「ねをはすBook&Cafe」10:00~20:00(L.O. なし)
     「Restaurant Neohas」朝食  7:00~10:00(L.O. なし)※宿泊者限定
                ランチ 11:30〜16:00(L.O.15:00)
                ディナー18:00〜23:00(L.O.22:00)     
電話番号: 083-250-8460
公式サイト:https://neohas.jp/
※2024年9月時点の計画のため、今後変更する場合あり。

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