(出典:東急ホテルズ&リゾーツ株式会社)
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、2019年に【サステナブル方針】を制定し、「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」という3つのサステナビリティを目標として掲げている。その一環として、株式会社ミライロとの協力のもと、「ひとにやさしいホテル」の実現に向けた三つの主要取り組みが開始されることとなった。
第一の取り組みとして、全社員約3,000名がユニバーサルマナー検定3級の取得を目指す。この検定は、障がいを持つ方や高齢者に対する基本的な接し方を学ぶためのもので、2026年3月末を目標に取得が進められる。
次に、カスタマージャーニーをもとに「東急ホテルズスタンダード」の更新と全国展開が予定されている。既存のスタンダードの品質向上を目的として、全国の店舗でのサービスの安定供給が求められる。
最後の取り組みとして、ウェブサイト上での車いす使用者向け情報の提供が充実される。ミライロのアドバイスに基づき、ホテルまでのアクセス情報が視覚的にわかりやすく掲載される予定である。
(出典:東急ホテルズ&リゾーツ株式会社)
この新たな取り組みのキックオフイベントとして、ミライロ社長・垣内 俊哉氏が講演を実施した。多岐にわたる内容が話され、ホテル業界における多様性の受け入れと向き合い方についての深い洞察が示された。垣内氏は、この取り組みに対する期待と感謝の意を明かしている。特に車いす使用者としての経験をもとに、ホテル業界が直面する課題と改善策の実現に向けての協力の重要性を強調した。
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、サステナブル方針としての取り組みを通じて、SDGsの観点を取り入れ、「持続可能な社会」の実現に継続的に努める姿勢を示している。