活気あふれる福岡市で、マリオット・インターナショナルの最高級ブランドであるザ・リッツ・カールトン福岡が本日より開業した。九州で初の進出となるこの一流ブランドホテルは、地域の新たな名所として注目を集めることはもとより、国内外からの富裕層の訪問者増加による交流人口の拡大、そして地域経済の活性化への期待が高まっている。
ホテルは福岡大名ガーデンシティの111メートルの商業施設内にあり、アクセスの良さが大きな魅力となっている。福岡空港、博多駅、博多港からは車または公共交通機関で約15分という距離で、トレンドの中心である天神地区に位置している。福岡は古来より、交易の要所であり、現在も日本とアジアをつなぐ重要なゲートウェイである。その文化、伝統、食文化は多くの人々にとって魅力であり、特に博多祇園山笠や美しい海岸、史跡が観光資源として評価されている。
ザ・リッツ・カールトン福岡は、そんな福岡の文化を深く反映した設計となっている。久米設計による建築デザインに加え、福岡の伝統工芸「博多織」からインスピレーションを得たLayan Architects + Designersによる内装は、地元の職人による美しい器や織物等の装飾が特徴となっている。室内からは玄界灘や志賀島、福岡タワーなど福岡ならではの風景が見え、一流ブランドならではの豪華なゲストルームとスイートルームからは、福岡の景色を異なる視点から楽しむことができる。
さらに、飲食やイベントスペースにも力を入れている。ホテル内の4つのレストランと2つのバーでは、地元福岡の食材を活用した料理が楽しめる。また、クラブルームとスイートルームの利用者専用クラブ、「ザ・リッツ・カールトン クラブ」では、専任のコンシェルジュによるサービスや、ジャズの生演奏が提供される。さらに、大小の会場と結婚式が可能なチャペルがあり、様々なイベントにも対応可能だ。
ザ・リッツ・カールトン福岡の開業は、福岡市の新たなランドマークとして、また地域の経済活性化の一翼を担う存在として期待されている。その進出によって、九州の地が国内外からの旅行者やビジネスマンにより一層注目されることは間違いないだろう。