寺⽥倉庫株式会社(東京都品川区)が、天王洲の運河に浮かぶ水上ホテル「PETALS TOKYO(ペタルス トーキョー)」を2020年11月9日(月)にオープンした。
江戸文化の名所「品川宿」に隣接し、伝統文化と現代文化が交わる地として注目を集めており、水辺空間と現代アートを体感することができる貴重なロケーションとされている、天王洲エリア。羽田空港からのアクセスもよいことから、その来訪者数は年々増加傾向にあるという。
今回オープンした「PETALS TOKYO」は、滞在型観光の推進を目的とした天王洲運河の水上に佇むコテージタイプの宿泊施設だ。周辺の電柱を地中化・植栽を行ったことにより、品川駅から徒歩圏内の都会にありながら、運河の街特有のゆったりとした時間、自然との融合を感じられる空間に仕上がっている。また寺⽥倉庫株式会社は、客室アメニティには自然由来の素材や再生可能資源を用いるなど、環境に配慮したホテルづくりを推進しているそうだ。本施設の運営を通じて、運河の街・天王洲の新しい魅力を生み出していきたいとしている。
Go To トラベル キャンペーンで東京都内の宿泊需要も以前に比べ増えるなか、新しいタイプのホテルは特に若者に人気となりそうだ。
■ PETALS TOKYO
倉庫街からアートシティへと変貌を遂げた東京の天王洲に誕生した、水上ホテル「PETALS TOKYO」。イベントスペース「T-LOTUS M」とともに、天王洲の運河沿いに停泊する4隻の色とりどりの小舟からなるホテルとなっている。その様子が水面に浮かぶ蓮の花びらのようであることから「PETALS:花びら」と命名されたこのホテルは、古くから運河の街として発展したアムステルダムの「ハウスボート」のように、ハンドクラフトの味わいを大切にし、それぞれ異なるデザインコンセプトを持つ4隻から成り立っている。
どの内装も、個性的かつプレミアムな空間に作り上げられており、都心の喧騒を遠くに聴き、水辺ならではの自然を感じることができる、唯一無二の空間となっている。
■寺田倉庫
1950年創業の寺田倉庫は、保管するものの本質を学び、極めて最適な条件で保存するために、積極的な設備投資を行っている。従来の倉庫業の枠組みを超えて保管だけに留まらず、価値を高めて後世に引き継ぐための保存や修復、及び空間活用のノウハウを活かして文化発信の拠点となる事業を積極的に進めている。