大阪モノレールと万博とのつながりは、1970年の大阪万博会場跡地を走る路線を持つことから、古くから深い。このため、2024年以降も運行の継続が検討されている。さらに、クラフトビールやワインをテーマにしたイベント列車の運行や、5年ぶりに万博記念公園での「万博鉄道まつり」の開催も予定されている。
沿線には、2029年1月までに西日本最大級のアリーナが開業する予定で、その周辺には商業施設やホテル、マンションの開発が計画されている。さらに、2029年には事業費約1050億円を投じ、、大阪府門真市の門真市駅から同東大阪市の瓜生堂駅までの延伸が予定されており、その延伸部分では1日約4万人の利用が見込まれている。
旅行客の利便性を考慮し、大阪モノレールは大阪国際空港(伊丹空港)とも連携する方針で、さらに大阪メトロやJR、近畿日本鉄道との接続も強化し、鉄道ネットワーク全体の機能を高める考えである。この動きは、沿線のホテルや商業施設の開発にも好影響をもたらすとされている。
車両についても、2024年度以降に既存車両の更新が完了する予定で、新たな延伸に伴う車両増備も検討中である。大阪モノレールは、安全運行と安定運営の維持には一定の利用が前提であるとし、これらの取り組みを通じて需要の増加を目指している。