喜連川温泉のホテルが、露天風呂やサウナを新設してリニューアルオープン予定だ。
2020年に創業40年を迎えた株式会社セブンハンドレッドのグループ会社であり不動産管理事業を展開する株式会社住地が、栃木県さくら市喜連川のお丸山公園に隣接するホテル、旧「ホテルニューさくら」を取得。2021年4月下旬に「お丸山ホテル」としてリニューアルオープンすると発表した。
■「スポーツとヘルスケア」がテーマ
お丸山ホテルの館内は、エントランスロビーなど、グレーを基調にしたデザインにリニューアルする。壁面の一部に大谷石をあしらい、国産木製家具を配置して木の温かみを感じられる、居心地のいい空間に生まれ変わるという。
「スポーツとヘルスケア」をテーマとし、ゲストは温泉施設でくつろぐことができるほか、近隣でゴルフやフットゴルフなどスポーツを楽しんだ後に休息できる場として活用が期待される。
■大浴場もリニューアル
大浴場は男湯、女湯ともにリニューアルされるほか、露天風呂やサウナ、井戸水を使用した水風呂を新たに設置する。日帰り入浴もできるという。「日本三大美肌の湯」として知られる喜連川温泉源泉の、硫黄、塩分、鉄分が豊富な泉質を掛け流しの温泉で楽しむことができる。
■旧「ホテルニューさくら」は2020年4月に閉館
新型コロナウイルス感染拡大の影響が日本でも拡がるなか、旧「ホテルニューさくら」は昨年4月に閉館。観光業が重要なさくら市にとって街の大切な観光資源である同ホテルの閉館が、大きな打撃になることが予測された。
「みんなが幸せを実感できるゴルフ場」をミッションに、地域の魅力を創出し発信する取り組みを続けてきたセブンハンドレッドは、ホテルのリニューアルオープンをきっかけに「喜連川温泉」の魅力を改めて発信したいという思いでホテルを取得。将来的にはお丸山エリアの再生計画によって同エリアに賑わいを取り戻したいという思いから「お丸山ホテル」としてリニューアルオープンするに至ったという。
お丸山ホテルのリニューアルオープンと共に、喜連川温泉エリアが今後さらに盛り上がることを期待したい。